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2021-08-24

小橋健太が地元福知山に初凱旋「いい親孝行ができたと思っています」【8月24日は何の日?/週刊プロレス】

小川良成にフライング・ショルダーを決める小橋健太

1991年8月24日、全日本プロレス京都・福知山市三段池公園総合体育館大会で小橋健太(現・小橋建太)が初めて地元凱旋を果たした。

「カッコがつくまでというか、実力がついてある程度テレビに出られるようになるまで…ひと旗揚げるまでは、田舎には帰らないって決めてるんです」

 それまで小橋はこんなことを語っていた。1988年2月26日のデビューからゴールデンウイークもお盆も年末年始もずっと砧の合宿所生活。そんな故郷への初凱旋は超世代軍としてトップ戦線に食い込み始めた時に訪れた。

 小橋はメインに登場。三沢光晴&川田利明と組んで、ジャンボ鶴田&渕正信&小川良成と対戦した。

 ジャンピング・インでさっそうと小橋はリングに上がった。サインボール投げの後、鶴田組の入場を待ってコールされると拍手と紙テープが乱れ飛ぶ。

 試合ではヒザを狙われてピンチに陥る場面もあったが、最後はムーンサルト・プレスで渕から3カウントを奪取。勝利の余韻に浸りながら東西南北四方に向かって、一度ずつ深々と頭を下げた。

 会場に詰め掛けた3150人の観客の中には母親の都さんの姿もあった。
「一度は試合を見せてやりたかったので、勝てて、いい親孝行ができたと思っています」

 帰郷を拒み続けてきた小橋が胸を張って、この上ない晴れ姿を凱旋試合で見せた。

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