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2020-10-23

【陸上】大迫傑×桐生祥秀×寺田明日香が高校生向けプロジェクトで最後のメッセージ

特別イベントでプロジェクトを振り返った3選手 写真提供/高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト



Q.新型コロナ禍において次世代アスリートに求められるものは?

大迫 傑「自発的な行動力」
「自発的な行動をできるタイプ、できないタイプが二極化するようになったのは、コロナ禍で日常に変化が出てきたころからだと思います。逆にそれが明確になったからこそ、トップの選手たちはどんどん伸びていくと思いますし、(自発的な行動をとりづらい)選手たちは、僕らや監督、コーチがしっかり背中を押さないと格差が広がってしまう。今後の課題として、トップだけにフォーカスするのではなく、僕の知識のなかで幅広く教えていけたらいいなと強く感じました」

寺田明日香「積極性」
「積極性がある選手は伸びていくと思いました。発言できる選手って欲しい情報をゲットできるし、自分のこともアピールできる。オンラインだったら、特に発言しないと目立てないし、自分でキャッチできないので」

桐生祥秀「対応力」
「一番大事なのは対応力ですね。日本の中高生には普通にグラウンドがあるというのが当たり前で、その環境がコロナ禍でなくなったときに、『道でもいいから走る』という対応ができる選手が伸びるかなと思います。この期間は、トップのアスリートたちもナショナルトレーニングセンターは使えなかった。しかし、道でも走る対応ができていたアスリートたちが結果を出していると思います」

Q.視聴者へのメッセージ

大迫 傑「背中を押す力になれたらうれしい」
「最初は僕自身も何を伝えたらいいか悩んでいましたが、少しずつ中高生が求めてくることや、伝えられる内容が明確になってきました。今回の活動を通じて、少しでもモチベーションアップや1歩踏み出すための背中を押す力になれたらうれしいです。これからもまだコロナ禍での規制がありますが、トップアスリートも頑張っているので、一緒に頑張っていきましょう」

寺田明日香「皆さんも楽しい生活を送れるように」
「私たち三人を通じて、『このように取り組んでいるんだ』とか、『こういう考え方でいいんだ』ということを少しでも感じてもらえたらうれしいです。それが今後、皆さんの陸上生活のみならず、キャリア選択などにつながったらいいなと思います。私たちも頑張っていきますので、皆さんも楽しい生活を送れるように、頑張ってもらえたらいいなと思います。本当にありがとうございました!」

桐生祥秀「『前に進めました』という選手がいればうれしい」
「『高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクトがあったからこそ、ひとつの糧にして前に進めました』という選手が、本当に1人でもいればうれしいです。これからも僕らがしっかり結果を出して、皆さんを元気づけられるような走りがしたいです」

陸上競技マガジン 11月号 | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社

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