ホカ オネオネのラインナップで最軽量のレーシングシューズ、ロケットXが新登場した。反発性の高いカーボンファイバープレートを使用し、スムーズな足運びを実現。また、ミッドソールには新たに開発されたフォーム(緩衝材)を搭載し、軽量でありながらも、高い安定感を提供する。

では、実際に走りはどう変わるのか、このシューズを、実業団のラフィネグループ陸上部の選手たちに試してもらった。ロケットXに足を入れた選手たちからは、まず「ブレにくくて安定感がある」「スムーズにスピードを上げられる」などの声が上がった。
とはいえ、これらの感想は個々の主観によるもの。そこで、ガーミンのランニングウォッチForeAthlete® 935のランニングフォームを解析する機能を使って、忖度なしで、様々なデータを測定し、客観的なデータを比較し検証した。
選手が普段使用しているレーシングシューズとロケットXとを履いて、1㎞をキロ4分を切るペースで2回ずつ走ってもらい、それぞれのデータを比較した。
数値に大きな違いが見られたのが、「平均上下動」と「平均接地時間」だ。ロケットXを履いた場合、ほぼ全員、上下動が小さくなり、接地時間が短くなったのだ。つまり、スムーズに前方への推進力が得られていることがデータからも実証された。言い換えれば、ランニングエコノミー(ランニングの経済性)が向上し、より小さいエネルギーで長い距離を走れるということになる。
また、ストライドやピッチが大幅に上がった選手も多かった。
「癖がなく、推進力が上がり、足の引き付け動作をはやく行える気がするので、レースでも使ってみたい」(福村拳太選手)。ロケットXは、レースでの勝負シューズの新たな選択肢になりそうだ。
左から、瀬戸口凌、福村拳太、熊谷光、畔柳隼弥、森橋完介Runner's Impression
瀬戸口凌「反発力に優れているのに、クッション性もあって、高強度の練習でも楽に走れました。足を地面に置くだけで、かなりスムーズにスピードを出せたんです。ジョグでも、キロ5分ペースのつもりでも勝手にペースが上がっていました(笑)。感動しました」
福村拳太「すごく履きやすくて、しっくりくるというのが率直な感想です。他のカーボン搭載シューズは、調子が悪い時に履くと推進力が上や外に逃げることがあるのですが、ロケットXは良い意味でクセがなく、スムーズにスピードに乗って走ることができました」
熊谷光「他メーカーの厚底カーボンシューズとは違う感覚がありました。個人的に軟らかいシューズが好きなのですが、ロケットXはクッション性がちゃんとあるのに、沈み込みが小さく、スムーズに地面からの反発をもらえました。長い距離のレースで試してみたいです」
畔柳隼弥「横ブレすることなく、安定してスピードに乗っていける感覚がありました。反発力はありますが、極端ではないので、地面を蹴らなくても、スムーズに前に進める感覚がありました。長い距離を走るレースやロングラン、テンポ走などで活用したいです」
森橋完介「履いていてめちゃくちゃ気持ち良かった! 反発力が強い分、安定感に欠けるシューズもありますが、ロケットXは、安定性があって、クッショニングも優れていると感じました。長い距離のレースでは、ダメージが小さく、後半まで脚を残せるのでは!?」
実験に使用したガーミンForeAthlete® 935光学式心拍計を備えたGPSウォッチで、ストライド幅、上下動比など走行中のランニングフォームを解析するランニングダイナミクス機能を搭載。49 gと軽量で着け心地が良い。

¥ 57,800+税
HOKA ONE ONE PB Challengeを開催!
ロケットXの発売にあわせて、11月6日から12月13日までバーチャルのタイムトライアルイベントが開催される。参加方法は、HOKA ONE ONEのシューズを履いて、10㎞または5㎞のタイムトライアルに挑戦し、ご使用のランニングアプリなどの結果の画面とHOKA着用画像を特設サイトにアップ。みごとPB(自己記録)を達成した人には、完走証とPB賞が贈られる。また、タイム・順位は、オンライン上のリーダーボードから確認でき、各種目の上位入賞者にはHOKA ONE ONEのアパレルやシューズ、オリジナルノベルティなどが贈られる。
詳細は、HP(
https://hokaoneone.virtualrace.jp/PBChallenge )まで