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2020-09-01

【アメフト】X1エリア パイレーツが今季を辞退 コロナが影響 活動再開のめど立たず

アメリカンフットボール・XリーグのX1エリア東地区に所属するPentaOcean(ペンタオーシャン)パイレーツが、9月1日、今年秋の公式戦出場を辞退した。Xリーグの公式ページを通じて発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響によるもの。X1所属チームの今季辞退はパイレーツが初めて。

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 パイレーツのメーンスポンサーは五洋建設株式会社と明治安田生命保険相互会社。両社と協議のうえで、COVID-19拡大防止のため、今春3月1日以降の全体練習を自粛していた。

 Xリーグを運営する日本社会人アメリカンフットボール協会(NFA)が、6月5日に、チーム練習再開を許可した後も、パイレーツはチームとしてはまったく活動しておらず、今後も再開の見込みが立たないため、今季の活動辞退を決断した。単純に、COVID-19だけの問題ではなく、年初から練習ができなかったことで、脳震とうや大きな負傷などのリスクが高まっていることも辞退の理由となった。

 Xリーグは今年、春シーズンを全面的に休止、秋シーズンも半分以下に短縮して10月下旬の開幕とした。パイレーツの所属するX1エリアは、東地区、中地区の8チームによるトーナメント戦を実施する予定で、パイレーツは10月25日に富士ゼロックスミネルヴァAFCと1回戦で対戦することになっていた。

 パイレーツの出場事態にによる試合日程変更については、後日改めて、リーグから発表される。Xリーグは「2020年シーズンは、すべてのカテゴリーで、昇格/降格はない」としている。

 ■パイレーツの発表全文

 PentaOceanパイレーツ
「スポンサー各社と協議の結果、パイレーツは2020年シーズン参加を辞退することとなりました。パイレーツは新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、3月1日以降の全体練習を自粛し、現在も同様の状況が続いております。このような状況下において、今後の練習再開に伴う外傷や熱中症、脳しんとう、新型コロナウイルス感染症の集団感染等のリスクを考慮し、選手および選手に関係する方々の安全と健康を第一に考えて、このたび判断をいたしました。今シーズンは誠に残念な結果となり、ご期待いただいた皆さまには大変申し訳ないことと存じますが、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。今後ともPentaOceanパイレーツへのかわらぬご支援をよろしくお願いいたします」

ちょうど1年前の9月1日、昨シーズンの開幕戦でLIXILディアーズと対戦したペンタオーシャン パイレーツ=2019年9月1日、撮影:小座野容斉

今シーズンの活動を辞退したペンタオ-シャンパイレーツ=撮影・小座野容斉

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