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2021-01-11

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【プロレス事件簿】鈴木みのるが本誌の採点制に異議。編集長との3時間討論を誌上再録 2007年

週刊プロレスNo1386(2007年9月26日号)  ★1月11日(月)正午配信

週刊プロレスを創刊号から読むことができる週刊プロレスmobileプレミアムの1月は12月に続いて「週プロ事件簿」特集。本日(1月11日)には、鈴木みのるが、本誌の採点に意義を唱え、当時の編集長と3時間にわたる激論を掲載したNo1387(2007年10月3日号)が 配信される。

 
鈴木みのるが本誌の採点制に異議。編集長との3時間討論を誌上再録

2007年8月19日、全日本後楽園大会のバックステージコメントで、鈴木みのるは他社の報道陣もいる中でこんなことを語った。

「オマエら、オレの試合に点数とかつけてるだろ。テメエら、1円も金払ってねぇのに人の試合に点数なんかつけるんじゃねぇ。オレの試合に10点だ100点だって点数つけていいのは、金払ってる客だけだ。オメエらにその権利はねぇ。いいな、それがオレのポリシーだ。悔しかったら金払って見ていけ。(中略)。大丈夫、取材拒否はしないから。文句があるなら編集長でも社長でもオレが話してやる」

 当時、本誌の試合リポートは10点満点の採点制を導入していた。鈴木の主張を受けて、佐久間一彦編集長が対談を企画。3時間にわたる激論が繰り広げられた。

「オレはこれ(料理)を作ってる人間なんだよね。作って誰に出してるかっていったらお客さんに出しているわけだから。美味しいものを食べさせようと思って出してるわけ。面白かったって家に帰らせるためにプロレスをやってるわけであって。そこで金も払わないヤツにこれは仕入れがよくないなとか、これはうまくないなとか、そういう寸評をされたくないんだよね、基本的に。それが根本的にあるんだよな」

「第1試合からメインイベントまでが、週プロの採点で10点の試合が並んでも興行をパッケージとして見たら面白くないんだよ。4番バッターが9人いても必ず勝てるわけじゃないでしょ。そこにはそれなりの理由があるんだよ。見た目面白くない試合があるから、メインの試合が面白く見えるってこともあるんじゃないかな。それを察知して組み合わせ作る人間がいるんでしょ」

「いい試合って表現はムカつく。その言葉が上から見られてる気がする。ホント腹立つ。満足するのはいいけど。『いい』はダメ。面白いだったらいろんな意味が含まれるんだよ。だから『面白い』じゃなきゃダメなんだよ」

 話は採点制スタートの理由から始まり、鈴木がなぜあえて異議を唱えたのか、自身のプロレス論、プロレスの試合の評価についてなど徹底的に討論。最終的にはトップレスラーと専門誌の編集長がプロレスというジャンル自体を掘り下げる対談となった。

★1月12日(火)正午配信
No1387(2007年10月3日号)

【主な掲載コンテンツ】
●GHCヘビー級王座挑戦者・丸藤正道インタビュー
●鈴木みのると本誌編集長が徹底討論

★週プロmobileプレミアムにて正午配信
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