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2021-01-16

注目校の冬季練習訪問 鎌倉学園高(神奈川)

野球の運動連鎖を理解し、必要な部位の筋力を強化することがこの時期の取り組みのポイントとなる

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今年で創立100周年を迎える神奈川の伝統校・鎌倉学園高は1960年代に2度のセンバツ出場歴を持つ。近年は2013年秋に就任した竹内智一監督の下、18年夏に南神奈川大会準優勝、20年秋に神奈川大会準優勝、関東大会8強を果たすなど、今や県内で最も警戒される「ダークホース」的立場だ。今回はそのチームづくりの秘訣を探るべく、冬季練習を訪問し、多々納俊万副部長に話を聞いた。

冬季練習のポイント
鎌倉学園高
多々納俊万副部長

 私と竹内監督が組んでもう7年ほどが経ちました。最初のうちはこちらから選手にメニューをすべて提示する形で練習を進めていたのですが、今は選手たちの自主性も重視し、意見を吸い上げるようにしています。

 竹内監督と同様、私も選手が自分をプロデュースすることが大事だと思っているので、冬場の練習においても、例えば全員一律のトレーニングをやらせたりはしません。体づくりも技術の習得も、どちらも大事なことですが、その割合は人によって違うもの。ですからメニューをひととおり紹介した上で、今の自分には何が必要なのかという部分を各自でしっかり選択させるようにしているんです。

 体はある程度できているけどスピードや瞬発力が足りないという選手は坂道ダッシュ、ショートダッシュ、シャトルラン、ラダーなどをやったりしていますし、体づくりが必要な選手は定期的にウエートにも取り組んでいますね。


 また技術の習得においては、動きづくりのドリルなども提示しています。野球の運動連鎖というのは投球にしても打撃にしても、テークバック(回転運動)→並進運動→フロントターン(回転運動)の3つの局面で成り立っている。最後のフロントターンにおいて、縦回転を入れて全体重をステップ脚に乗せていくのが投球動作で、横回転のまま終わるのが打撃動作です。

 そして回転運動をスムーズに行うためには太ももの内側の内転筋群を使わなければならないのですが、そこをうまく使えずに太ももの表側の大腿四頭筋が優位になっている選手も意外と多くいるもの。そうすると直線的に前後へ動くスエーをしたり、あるいはヒザを曲げ過ぎて体が沈んだりしてしまいます。

 そういう選手には動きづくりのドリルを紹介して、正しい体の使い方を養うように促したりもしています。
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