close

2021-01-23

【プロレス事件簿】スターダムでまさかの事態… 世IV虎戦で安川惡斗が血だるまに 2015年2月

2015年2月22日、大きな議論を巻き起こした世Ⅳ虎対安川惡斗戦

2015年2月22日、世Ⅳ虎が因縁のある安川惡斗をボコボコに殴った挙句、TKO勝ち。だが、過剰な攻撃で惡斗に大ケガを負わせた一戦となり、賛否両論を巻き起こした。

 2015年2月22日、スターダム後楽園大会であってはならない“事件”が起こってしまった。メインのワールド・オブ・スターダム選手権で王者の世Ⅳ虎(現・世志琥)が挑戦者の安川惡斗をボコボコに殴った挙句、TKO勝ち。惡斗の顔面は無惨に腫れ上がり、試合後には病院へ直行した。

 そもそも、当事者たちにはただならぬ因縁があった。惡斗は自ら頭を下げて世Ⅳ虎と夏樹☆たいよう(引退)に合流。1年半後、一方的に2人から離れた。これに世Ⅳ虎は烈火のごとく怒り、以降、両者の関係は悪化し続けていた。

 大会の3日後、スターダムは会見で世Ⅳ虎の同王座はく奪&無期限出場停止、同一戦をTKO勝ちではなくノーコンテストにすることを発表。惡斗は頬骨&鼻骨&左眼窩底が骨折し、両眼の網膜しんとう症という診断が出たことも併せて明かされた。

 その後、世Ⅳ虎は同年6月14日にリング上で「スターダムを引退させていただくことになりました」と挨拶。紫雷イオ、岩谷麻優らがリングに上がる一幕もあり、イオはマイクで「最終的に決めるのは世Ⅳ虎ですけど、仲間である私たちは絶対にあきらめません。このあと10カウントゴングの予定でしたが、10カウントゴングを鳴らしていません」と行動の真意を説明した。

 翌年3月7日、世Ⅳ虎はリングネームを世志琥に変更して、SEAdLINNNGの高橋奈七永戦で復帰。昨年12月26日、奈七永と世志琥はスターダム後楽園大会に来襲して宣戦布告をおこなった。

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事