毎年恒例のスポーツカード大賞! ディーラーズ座談会で決定します。連載第7回は、ベストルーキーカード部門をお届けします。参加ディーラー佐伯 篤(
SAトレーディング)写真・右
酒井裕之(
ミント池袋店)写真・左
藤池雄一郎(
ミント千葉店)写真・中
カードファンの皆様、お変わりありませんか? 新型コロナの第3波による緊急事態宣言が大都市圏を中心に再発出され、世の中の先行きはまだまだ不透明ですが、2021年もよろしくお願いいたします。
昨年末にBBM本社会議室にて行われたスポーツカード大賞の座談会も、とうとう13回目。座長役の
佐伯篤氏は13年連続出場となりました。ミント店長軍団は今回、池袋店の
酒井裕之店長と千葉店の
藤池雄一郎店長が参戦。初参加の2人は序盤こそ少し緊張気味でしたが、中盤から終盤にかけては、例年と変わらぬ熱いトークが繰り広げられました。
2020年を代表したのは、果たしてどのカードなのか? コロナ禍にもかかわらず、大いに盛り上がったスポーツカードシーンを総括します!
ベストルーキーカード部門
佐伯 さて、次は【ベストルーキーカード部門】。これはもう佐々木朗希でいいと思うんですけど(笑)。森下暢仁は新人王を取りましたけど、多くのカードファンも佐々木で異論の余地はないでしょう。
酒井 まあ、佐々木でしょうね。
佐伯 野球以外のスポーツで考えてみても、彼しかいないですよ。
酒井 佐々木は決定にして、どのルーキーカードを選ぶかを話し合いましょうか。私は「
ルーキーエディション」のホロPP版を推したいんです。そこまで細かく決めなくてもいいですかね(笑)。
佐伯 いや、面白いと思いますよ。どういったところがよかったですか。このホロ加工のパラレルは、うっかりしていると、見逃してしまうんですよね(笑)。
酒井 箔サイン版の方がもちろん人気はあったんですけど、クラッシュアイスのようなホロ加工の模様がとてもよかったんです。2019年版までの「ルーキーエディション」のホロ版はちょっと分かりにくかったのが、だいぶ改善されていました。世界的なルーキーカードのブームにも乗って行ける1枚ではないかと思っていて、PSA鑑定に出したいくらいです(笑)。
佐伯 他に、パラレル版も含めて佐々木のルーキーカードで候補はありますかね。千葉店はお膝元で反響もすごかったと思いますけど、藤池店長はいかがでしょう。
藤池 いまどのルーキーカードがシングルとして一番評価されているかを考えると、やっぱり「
1stバージョン」なんですよね。パラレルのパターンも豊富でしたし、1stのルーキーカードというのは特別な意味のある1枚で、これからずっと持ち続けていくとしても、とてもいいカードだと思います。
佐伯 他にはどうでしょう? 「
2ndバージョン」では、アップ目の写真でウルトラシークレット版がありましたよね。ただ、ルーキーカードとして価値は、1stの方が上だからなあ。チーム別のルーキーカードはどんな写真でしたっけ?
藤池 ブルペンで投げているビジターユニフォームの写真だったと思います。
酒井 チーム別のルーキーカードはもう少し人気が出てもいいと思うんですけどね。
佐伯 ここはやっぱり、1stのルーキーカードでしょうか。
酒井 私は、その中でも赤箔サイン版がもっと評価されていいと思うんですよ。
佐伯 いまでも金箔サイン以上なら、なかなかの人気ですよ。
酒井 いや、もうそれ以上に(笑)。多くのコレクターにとって夢のカードになっていってほしいんです。そんな期待を込めて、1stの赤箔サインパラレルがいいと思います。
佐伯 分かりました。それでは、この部門は佐々木のルーキーカードで満場一致ですが、その中でも1stのルーキーカードということで、特に赤箔サイン版の画像を紹介してもらいましょう(笑)。
酒井 ありがとうございます(笑)。
佐々木朗希
No.104 赤箔サイン版
2020BBMベースボールカード1stバージョン
「多くのコレクターにとって、1stの赤箔サインパラレルが夢のカードになっていってほしい」(酒井)▶︎▶︎▶︎次回は、ベストサブセット部門です!
(これまでの連載)
#06 ベストインサートカード部門#05 ベストメモラビリアカード部門#04 ベスト直筆サインカード部門<その他カード>#03 ベスト直筆サインカード部門<ベースボールカード>#02 ベストアイテム部門<その他カード>#01 ベストアイテム部門<ベースボールカード>