アメリカンフットボールの「Xリーグ」は、カナダのプロフットボールリーグ、CFL(Canadian Football League)とパートナーシップを結ぶ協議に入ることを明らかにした。11月5日、公式ホームページで発表した。
具体的には、2020年シーズンからの提携開始を視野に入れ、CFLスカウティングコンバインへの選手の参加、両リーグの選手・コーチの交流などを目標に、協議を進めていくという。
CFLは2017年に第14代コミッショナーとしてランデイ・アンブロージー氏が就任以来「CFL 2.0」という国際化・メジャー化戦略を打ち出した。これまでは、圧倒的な人気を誇るNFLに対して、カナダ国内だけをマーケットとするドメスティックなプロリーグだったのを、欧州やメキシコなど世界中のフットボールリーグと戦略的提携を結ぶことによって、ビジネスやファン層を拡大する方針に切り替えた。日本との提携もその一環と言える。Xリーグを運営する日本社会人アメリカンフットボール協会の深堀理一郎理事長は、アンブロージー氏と電話で会談、提携内容についても大筋で合意しているという。
CFLは公式サイトで、2月1日・2日に、東京と大阪で「グローバルコンバイン」を行うことを発表している。4月16日には、従来のドラフト会議とは別に、「グローバルドラフト」も開催する。
CFLはオーストリア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、ノルウェー、スウェーデン、イギリスの国内リーグなどと提携を結ぶ協議に入っているといい、日本は北米を除けば11番目、アジアでは初の提携相手となる。
上記の欧州各国に比べ、一段高い競技水準を持つ日本に対しては、アンブロージーCFLコミッショナーも高い期待をかけており、「CFLは日本の参加を歓迎します。世界の中でもスポーツ大国であり、そして、何十年ものフットボールの歴史を持つ日本が参加することを非常に嬉しく思います」とコメントを寄せている。
カナディアンフットボールリーグ(CFL)のランデイ・アンブロージーコミッショナー=2019年6月13日、今季のCFL開幕戦で(Photo by John E. Sokolowski/Getty Images)
カナディアンフットボールは、アメフットと類似の競技だ。1903年、ジョン・バーンサイド氏による大幅な規則変更「バーンサイドルール」によって、それまで行われていたラグビースタイルから、現在につながる、アメフットとよく似た競技形式に変った。両競技の主な違いは、アメフットがフィールド上は11人でプレーするのに対し、カナディアンは12人、オフェンスは4ダウンではなく3ダウン制、フィールドは幅が2割強、長さが1割、カナディアンが大きい。さらにエンドゾーンはアメフットの倍の奥行20ヤード。1人多い選手は、オフェンスではレシーバー、ディフェンスではDBとなり、必然的にアメフットよりもパスが中心となり、ハイスコアな展開が主となる。
野球のMLBやアイスホッケーのNHLが米国と同一のリーグであるのに対し、CFLは9チームで構成される、カナダだけのプロリーグ。創設は、前身のIRFU(Interprovincial Rugby Football Union)が1907年と、NFLよりも古い。NFLのスーパーボウルに当たるチャンピオンシップ「グレイカップ」は1909年開始で、今年が107回目と、これまたNFLよりもはるかに古い歴史を持つ。NFLに対しても、「プロフットボールの栄誉の殿堂」入りしたスーパースター、ウオーレン・ムーン(元オイラーズなど)を始め、ダグ・フルーティー(元ビルズなど)、ジェフ・ガルシア(元49ナース)など、パス能力に優れたQBを輩出している。
レギュラーシーズンは6月中旬から11月まで18試合。その後、東西6チームによるプレーオフを行い、勝者が11月下旬のグレイカップで優勝をかけて戦う。今季のグレイカップは11月24日に行われる。【小座野容斉】
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