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2021-02-10

コロナ禍でも日本残留“ヴィーガン”レスラーが「プロレスグランプリ2020」2部門受賞

プロレスグランプリ2020ベストタッグを受賞したタイチ&ザック・セイバーJr

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週刊プロレス読者&週刊プロレスmobileユーザーの投票で決まる「プロレスグランプリ2020」の集計が終了。2020年1月1日~12月31日の期間中、日本国内でおこなわれた大会で最も活躍したタッグチームに贈られる「ベストタッグチーム」に輝いたのは、新日本プロレスのタイチ&ザック・セイバーJrだった。

 ザックは該当期間中に来日(試合出場)した外国人レスラーの中で最も活躍した選手に贈られる「最優秀外国人選手賞」も受賞。

 昨年、コロナ禍にあって日本に残り新日本への参戦を続けたザックは、タイチとのタッグで新日本7・12大阪城ホールにて棚橋弘至&飯伏幸太からIWGPタッグ王座を奪取すると、その後2度の防衛に成功。年が明けてタマ・トンガ&タンガ・ロアに王座を明け渡したが、ファンからの全5313票中、ベストタッグで1542票、最優秀外国人選手賞で1264票を集める結果となった。


 タイチとザックの受賞コメントは以下。

タイチ「どっかのプロレス大賞とは違って、さすが週プロの読者はわかってるな。2位とはトリプルスコア? まあ、当然の結果だろ。ほかのタッグチームのことなんて知らねえけど、オレらより試合内容で見せたヤツもいねえだろうし、オレらが防衛してきた相手チームを見ても、それに匹敵するようなチームもいねえだろ。ほかのチームといっしょにするんじゃねえ。オレらは組むようになって3、4年経つけど、去年に関しては活動した期間なんて実質、半年だぞ? それで年間を通した活躍が評価されたんだから、オレたちがどれだけ目立ってたかわかるだろ。

 なにより去年はザックが日本に残ってくれた気持ちに応えたかったし、ザックの気持ちをムダにしちゃダメだなって。結果的にベルトも取れて、こういう賞も取って、ザックが日本に残って良かったなと思えるようなことが残せたかなって。オレらの強み? ファイトスタイルが真逆なことだろ。デカい者同士とか、オッサンとオッサンがくっ付いたりとか、だいたいタッグは似た者同士が組むけど、オレらはまったくの真逆だから。お互いがやらないことをお互いにやるから、(チームとして)100点に持って行ける。でもいまはベルトも、アイアンフィンガーもねえし、この先のプランが崩れちまったからな。ザックとはまだまだやりたいこともあるし、まずはベルトとアイアンフィンガーを取り返すよ」


ザック「タイチとのタッグで受賞できたことに関しては、オレたちは最強のタッグチームだから当然の評価だろ。今後、これから達成することの通過点に過ぎない。タイチとのタッグ? イケメンでウイスキーへの情熱はスゴいな(笑)。まあ、冗談はさておき、リング内外で真の化学反応を生み出していると思う。いいタッグチームを作るのは簡単じゃないけど、オレのテクニックとタイチのデンジャーが融合したチームだ。

(最優秀外国人については)オレは受賞を確信していたよ! コロナ禍で日本に留まることを選択したけど、ファンがオレの活躍を評価してくれたのなら、オレの決断が正しかったことが証明されたんじゃないか。本当に喜ばしいことだ。オスプレイが2位? ウィル・オスプレイはいつも二番手の選手。その現実に慣れるべきだな。

 2021年はシングルとタッグでIWGPを同時に持ちたいな。そして、肉を食べなくても生きていけるというヴィーガンのメッセージを発信していきたい。健康のために動物を食べる必要はないからな」

 なお、両選手は2月10日、新日本広島大会にてIWGPタッグ王座を懸けタマ・トンガ&タンガ・ロアとのリターンマッチに挑む。


「プロレスグランプリ2020」ベストタッグチームと最優秀外国人選手賞の1~10位の得票数は下記の通り。

【ベストタッグチーム】

1位=タイチ&ザック・セイバーJr(新日本)1542票

2位=諏訪魔&石川修司(全日本)442票

3位=世志琥&Sareee(SEAdLINNNG/WWE・COUNTDOWN)377票

4位=棚橋弘至&飯伏幸太(新日本)289票

5位=野村卓矢&阿部史典(大日本&BASARA)186票

6位=杉浦貴&桜庭和志(NOAH&フリー)155票

7位=鷹木信悟&SANADA(新日本)107票

8位=藤本つかさ&中島安里紗(アイスリボン&SEAdLINNNG)86票

9位=林下詩美&上谷沙弥(スターダム)85票

10位=橋本千紘&優宇(センダイガールズ&フリー)81票

 
【最優秀外国人選手賞】

1位=ザック・セイバーJr(新日本)1264票

2位=ウィル・オスプレイ(新日本)965票

3位=ジェイ・ホワイト(新日本)922票

4位=クリス・ブルックス(DDT)281票

5位=ハートリー・ジャクソン(ZERO1)143票

6位=ビー・プレストリー(スターダム)130票

7位=イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr(NOAH)83票

8位=テクラ(アイスリボン)71票

9位=ドリュー・パーカー(大日本)63票

10位=ジェフ・コブ(新日本)46票

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