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2021-03-08

【プロレス】GHCヘビー級王者・武藤敬司が初防衛戦に向け「中州の誘惑さえ乗り越えれば、たぶん試合は大丈夫です」

GHCヘビー級王者の武藤敬司と挑戦者の清宮海斗

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3月8日午後6時より都内・千代田区のホテルグランドパレスにおける会見で、NOAH3・14福岡大会のGHCヘビー級選手権の調印式がおこなわれた。

 挑戦者の清宮海斗は2・24後楽園、3・7横浜と前哨戦で圧倒され続けたが「これまでの闘い、正直、すごく悔しいけど、武藤さんのプレーヤーとしての厚みを感じてしまいました。それでも最初に言った武藤敬司を倒すのはオレしかいない。その気持ちは変わってないです。未来のイメージを強く持って、福岡ですべてを超越した絶景を見せます」と宣言。

 王者の武藤は「久しぶりの福岡での試合。オレ自身、できることを非常に嬉しく思ってます。福岡には前日入るのですが、すでに多くの友人が待ち構えています。福岡は緊急事態宣言が明けたということで、今、ちょっと怖いのは博多ですか、中州ですか、あの街の誘惑。それさえ乗り越えればたぶん試合は大丈夫です」と挑戦者ではなく“決戦前夜”を警戒。

 挑戦が決まった直後、清宮について「安牌」と語っていたが「実はオレの中にも上から目線の武藤敬司もいれば、ちょっと怯えじゃないけど、昨日も1つ引き出しを開こうと思ったら、さびてて使えなかったり、そういうオレもいる。清宮はスポンジのごとく何でも吸収できるわけであって。そういう怒り、ジレンマを非常に感じておりますよ。そういう怒りもぶつけることができればいいかなと思ってます」と前日のスペースローリングエルボーが失敗に終わったことを悔やみつつ、糧にしようとしていた。

 さらに、武藤は「何か秘策、何か自信、プラスアルファがあるから挑戦してくると思うんだよね。そこに非常に興味があります」と清宮の成長にも期待。プロレス大賞ベストバウトを受賞した天龍源一郎戦(1999年5月)を筆頭に、グレート・ムタとしてハルク・ホーガン戦(1993年5月)、アントニオ猪木戦(1994年5月)と数々の“作品”を残してきた福岡の地でGHCヘビー級王座初防衛を目指す。
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