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2021-03-15

【プロレス】満身創痍の潮崎豪が長期欠場へ。杉浦貴は「またNOAH辞めるの? 爆弾発言だよ」と勘違い

左から丸藤正道、鈴木鼓太郎、潮崎豪、杉浦貴

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 3月14日、NOAHが福岡国際センターで10年ぶりとなるビッグマッチを開催。セミファイナルでは潮崎豪&丸藤正道&杉浦貴&鈴木鼓太郎という“NOAHイズム”カルテットが金剛と対戦した。

 現在は正規軍の潮崎、M'sアライアンスの丸藤、杉浦軍の杉浦、ジュニア戦線の主軸を担う鼓太郎。この日は10年ぶりの福岡国際センターでのビッグマッチということで、ユニットの垣根を超えて同じコーナーに立った。

 対戦相手の金剛には3・7横浜でGHCタッグ王者になったばかりの中嶋勝彦&マサ北宮、同大会で藤田和之相手にド迫力の一戦を繰り広げた征矢学もいたが“NOAHイズム”カルテットは強かった。潮崎と丸藤が逆水平チョップで意地を張り合えば、杉浦と鼓太郎もエルボーで競演。三沢光晴さん、小橋建太さんというNOAHの歴史を築いてきた両巨頭の系譜をリングに鮮やかに描く。
 
 最後は鼓太郎のファンネル(逆回転619)、杉浦のオリンピック予選スラム、潮崎の豪腕ラリアット、丸藤の真・虎王(リストクラッチ式側頭部へのヒザ蹴り)という黄金リレーで征矢から3カウントを奪取。昨年団体創立20周年を迎えたNOAHの歴史を感じさせる一戦でファンの涙腺を刺激した。

 衝撃はバックステージで待っていた。潮崎が唐突に「今日4人で組んだことで、自分にとっても踏ん切りがつく」と発言。すかさず杉浦が「また辞めるの?」と突っ込んだ。

 これに対して、丸藤もあえて「辞めるの?」と質問。杉浦は「爆弾発言だよ」と追撃。少々説明不足だったの潮崎は「いやいやいや」と苦笑いを浮かべ「違う、辞めない。丸藤さん、杉浦さんと組ませてもらって、失ったGHCを取り返すために、今日で欠場して手術して、体を万全にしてまた戻してきます」と長年の負傷個所である右腕を中心とした治療のために長期の戦線離脱を宣言した。

 その言葉にホッと安心したのか、杉浦は「メンテナンスだね」と理解を示す。丸藤も先輩としての優しい顔を見せ「ベルトを持ってる間、スゲー頑張っていたので。今なら彼がちょっと休んでも大丈夫だろうし。これはネガティブじゃなくて、明るくポジティブに彼を休ませてあげられるような今のNOAHの状況っていうのがホントに素晴らしい」と語った。

 現状で潮崎は欠場期間を「半年ぐらい」と設定。昨年、GHCヘビー級王者としてNOAHをけん引して再浮上の礎となった“I AM NOAH”は、もう一度、自身の時代を築くために満身創痍の肉体をしばし休める。
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