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2021-04-05

柳本幸之介(日本大豊山高)、高校生で東京五輪代表権つかむ!

200m自由形で2位に入り、800mフリーリレーに設定された合計タイムによる派遣標準記録の突破し同リレーの代表権を獲得した柳本(右)。同3位の萩野も代表権を獲得(写真◎小山真司)

萩野公介以来の高校生代表
 競泳の東京五輪代表選考を兼ねた日本選手権第3日目が行なわれ、日本水泳連盟が定めた派遣基準をクリアした8名が新たに日本代表に内定した。

 今日のキラ星は2大会ぶりに男子の高校生代表となった柳本幸之介(日本大豊山高3年)。200m自由形で1分47秒45の自己ベストをマークして2位となり、800mフリーリレーのメンバーに内定した。男子の高校生がオリンピックの代表になるのは、2012年ロンドン大会の萩野公介(当時、高校3年生)以来の選出。近年、体力と経験に勝る社会人・大学生が代表の主力を占めている日本競泳界にあって快挙と言えるだろう。

 レースは持ち味の前半から果敢に攻めるスタイルを貫き前半を3位で折り返した。100mのターン後も落ち着いて上位にぴたり。勝負のラスト50mも「なんとか持ちこたえることができた」と、並み居る強豪を相手に粘りの泳ぎを見せ、見事、2位に食い込んだ。

 レースを終え、「とにかく周りを気にせず自分のレースをしようと思った。まだ実感はわかないが、夢の舞台に立てることをうれしく思う。偉大な先輩方とオリンピックで一緒に泳げるので楽しみです」と喜びを語った。

文◎桜間晶子(スイミング・マガジン編集部)

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