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2021-04-10

【女子プロレス】ライオネス飛鳥、長与千種、ダンプ松本らと同期の“55年組”大森ゆかりがWWWA世界シングル奪取! 1986年8月23日

赤いベルトを腰に巻いた大森ゆかり

 1986年8月23日、全日本女子プロレス川崎市体育館大会で大森ゆかりがWWWA世界シングル王者となった。

 大森はライオネス飛鳥、長与千種、ダンプ松本らと同期の昭和55年組。デビュー当時は新人王決定トーナメントで飛鳥に次いで準優勝を収め、1981年にはミミ萩原とWWWA世界タッグ王座を奪取するなど瞬く間にスターダムに駆け上がっていった。

 その後は長与&飛鳥が“クラッシュ・ギャルズ”として頭角を現し、ダンプも“極悪同盟”で大暴れする中で低迷。しかし、1986年6月にシングルリーグ戦「ジャパン・グランプリ」を制して、最高位タイトルであるWWWA世界シングル王座への挑戦を決めていた。

 大森は力道山を彷彿とさせるチョップを武器に王者のデビル雅美を攻め込んだ。最後はコーナー最上段からダイビング・ケサ斬りチョップで3カウントを奪取。36分33秒の熱戦に終止符を打って、第33代王者となった。55年組の“大器”がついに全日本女子プロレスの頂点をつかんだ。
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