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2021-05-09

【プロレス】コロナ感染の拳王が病床で書いた直筆の手紙を公開! NOAH5・15後楽園の復帰に向け「ABEMAでの無料生中継もあるから、ぜひ見てほしい」

拳王からの手紙

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 私、拳王は新型コロナウイルスに感染しました。多くの方々にご迷惑をおかけし、ご心配をかけてしまったことを深くお詫び致します。大変申し訳ありませんでした。

 現在の症状ですが、4月18日から39度近い熱が続いており、せきが止まらずに頭痛もあります。それ以外の異常はありません。解熱剤を飲みながら、保健所の指示のもとで自宅療養をしておりましたが、21日から入院しています。

 まず私の感染経路についてご説明させていただきます。4月11日に古くからの知人宅でおこなわれた新築祝いの会に参加しました。知人宅では会食をし、マスクも着用していましたが、今あらためて考えてみると、私の感染対策に落ち度がなかったと断言できません。

 密にならない状況で換気もしっかりやっていたので、気の緩みもありました。16日朝、新築祝いに参加した者がPCR検査で陽性と判定されたとの連絡を受けました。その時点で私自身、発熱はありませんが、感染の危険性が高いのではないかと不安に感じました。

 その日のうちに私も発熱し、17日に民間のPCR検査をおこない判定は陽性。18日に医療機関の同検査をおこない陽性と判定されました。4・18後楽園大会はキャリア13年で初めての欠場。プロレスラーにはケガがつきものです。それまで一度も休むことなくリングに上がってきていたのは私のささやかな誇りでもありましたが、今回で途絶えることになり、残念で仕方がありません。

 何よりも私と移動や食事で同席する機会の多かった金剛の征矢学選手、覇王選手、タダスケ選手が濃厚接触者として認定されてしまったことについて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。この場を借りてあらためて謝罪させていただきます。私の不注意でご迷惑をおかけして、本当に申し訳ございません。

 これまでNOAHは新型コロナウイルス禍でも常に前へと進んできました。この連載でもことあるたびに偉そうに述べてきましたが、私自身が所属選手で初めての感染者となってしまったことが悔しくて、恥ずかしくて、みなさんに顔向けできません。

 私自身が新型コロナウイルスに感染したことで、人と会えば絶対の安全はないということ、もし少しでも発熱したら周囲への連絡を徹底しなければいけないということがわかりました。さらに、自分が感染経路となり、多くの人たちにご迷惑をかける可能性があるという自責の念に押し潰されそうになります。私の行動や経験が教訓になればと思い、今回の連載は休載にせず、お手紙という形にさせていただいたことをご了承ください。

 最後になりますが、医療従事者や保健所の方々には感謝しかありません。ありがとうございます。今後も、よりいっそうの感染防止対策を心がけ、ご迷惑、ご心配をおかけしないよう肝に銘じていきます。現在は回復に取り組み、復帰した際には思いっきりプロレスをしたいと思います。今後も何卒、宜しくお願い申し上げます。

4月22日 拳王
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