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2021-05-22

【アーカイブ】1964年の聖火ランナー全掲載 鳥取編 台風接近の中でも懸命に繋がれた聖火

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今大会の聖火リレーは27個目の都道府県となる鳥取県につながれている。1964年大会の聖火リレーで島根県は72名の正走者が選ばれた

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3月25日、福島県からスタートしたTOKYO2020の聖火リレーは、27個目の都道府県となる鳥取県につながれている。世は新型コロナウイルスとの戦いの途上、それでもオリンピックのシンボルが日本全国、希望の道をつないでいく。

さて57年前、日本で初のオリンピック開催となった1964年東京大会の聖火リレーの全正走者名簿が、当時小社が発行した『スポーツ・マガジン』10月号に掲載されている。

1964年9月9日、鹿児島県、宮崎県、北海道の3カ所からスタート(北海道スタートの聖火は青森県で二手に分かれた)し、10月10日の最終ランナー坂井義則氏まで、その数、全4341人。これはそれなりに貴重な資料だろう。


1964年10月に発行された『スポーツマガジン10月号』の表紙。ここに聖火ランナー(正走者)4341人の全リストが掲載されている


57年前の聖火リレーは4つのコースに分かれて日本国中を巡り、皇居前で一つにまとまって国立競技場まで繋がれた

インターネットという新たな情報伝達ツールが全盛を迎えている今、57年の時を経て改めて、紛れもなく1964年東京オリンピックの一部を彩った聖火ランナーたちの名前を、歴史と記録に刻み直すことが当社の使命であると考えた。

今年の聖火リレーが走るタイミングに合わせて、「57年前の聖火ランナー(正走者)」の名前を、都道府県別にリレー方式で刻んでいくこの連載。

第27回目の今回は「鳥取県」。

1964年9月24日、島根県から引き継がれた聖火に暗雲が立ち込めていた。2日目となる25日に、台風20号が接近していたのだ。同時期に太平洋側(瀬戸内海側)の兵庫→大阪を進んでいた第2コースの聖火リレーは残念ながら中止を余儀なくされたが、第1コースの鳥取では雨天決行。悪天候の中でも聖火は鳥取県内を西から東へと確実に繋がれていった。

57年前に鳥取を駆け抜けた聖火ランナーの正走者72名は、こちらだ。
※氏名は『スポーツ・マガジン 10月号』に掲載された情報通りです。



1964年東京オリンピック聖火ランナー
【鳥取県】
1964年9月24日〜26日 第1コース 72名

1 武本 勝年
2 福田 健治
3 大杖 正彦
4 山本 叡
5 安達 績
6 深田 忠
7 松本 洋二
8 内藤 潔
9 佐々木 利明
10 山崎 勲
11 竹中 満
12 都田 照雄
13 永井 義暁
14 秋葉 勝志
15 小沢 篤正
16 西村 敬三
17 山西 喜代八
18 野口 勝樹
19 石賀 昭一
20 池口 克巳
21 八軒 昴二
22 川中 正美
23 桑本 泉
24 山内 一正
25 石田 孝志
26 福島 勝秀
27 福光 裕
28 山崎 幸男
29 藤原 道弘
30 柏木 弘
31 松本 嗣明
32 松田 博使
33 近藤 則良
34 倉本 昭寛
35 横木 喜信
36 遠藤 和子
37 石井 憲正
38 石田 寿一
39 若原 道昭
40 上杉 正之
41 森永 博文
42 山田 英広
43 河内 修二
44 広富 義幸
45 浦島 秀安
46 吉浦 俊一
47 今本 善晴
48 湯口 伸明
49 池辺 昭善
50 砂田 義雄
51 竹本 愛忠
52 安場 靖
53 角西 清延
54 河上 八重子
55 大坪 弘明
56 白井 督郎
57 吉田 肇
58 穴道 栄一郎
59 西村 巌夫
60 山崎 進弘
61 大床 孝雄
62 葉狩 健二
63 福山 保
64 橋本 義夫
65 岡部 博美
66 田中 彰一
67 徳田 一男
68 島田 正道
69 川上 恵二
70 谷口 昇
71 中村 勝彦
72 橋本 昭憲



次回の1964東京五輪聖火ランナー全リストは5月23日に「兵庫県編」を掲載予定です。

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