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2021-07-16

【しゅりんぷ池田のカード春秋】新天地での活躍を

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同性・加藤同士のトレード

 先日ロッテのチームカードが発売になったのですが、締め切りの関係で6月15日に加藤匠馬との交換トレードで中日に移籍した加藤翔平のカードも含まれています。

 マリーンズの外野の定位置争いは激しく、今回のカードでも「COMPETITOR(定位置争い)」と題されたインサートカードが作られ、荻野貴司、角中勝也、福田秀平、菅野剛士、和田康士朗が収録されていました。

 毎年のように故障していた荻野も今季は開幕からフル出場を続け打撃ベスト10の上位に名を連ねています。ベテランの角中も出場機会はやや少なめながら3割を超える打率を残して交流戦では四番で起用されたほど。〝足のスペシャリスト〟和田は代走がもっぱらながらチームトップの盗塁を記録。これ以外にも期待の3年目・藤原恭大や守備・代走要員の岡大海もいて、あおりを食らって昨年FA移籍してきた福田はここまで一軍出場がありません。

 そして加藤も、また、この競争の中から抜け出すことができませんでした。加藤は昨年イースタン・リーグで首位打者に輝き、今季も規程打席不足ながら同.369と二軍では無双を誇りながらも、一軍では散発的な出場で結果を残すことができませんでした。

 今回のトレードは正捕手の田村龍弘の故障離脱のため、捕手の補強を望んだロッテからの働きかけだったようですが、その交換相手として白羽の矢が立ったのが加藤でした。

 チーム打率も得点もリーグ最下位で大島洋平以外の外野のレギュラーが定まらない中日でなら、加藤にもチャンスがあるはずです。新天地での活躍を期待しています。
(週刊ベースボール2021年7月12日号 掲載記事再編)

BBM千葉ロッテマリーンズ ベースボールカード2021 M61 加藤翔平
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