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2021-07-16

DP、リエントリー…野球とはどう違うの?ソフトボールのルール&基礎知識

野球と似ているけれど、ルールやプレースタイルが異なるソフトボール。そこで、野球になじみ深い人も「おや?」と思うポイントを以下にピックアップ。基本のポイントを押さえれば、ソフトボール観戦がより一層面白くなるはず!

(写真/BBM)



<1>競技場・ボール
 国際ルールでは、女子の場合、本塁から外野フェンスまでの距離は67.06メートル(220フィート)以上、本塁から投手板までの距離は13.11メートル(43フィート)と決められている。
 塁間は18.29メートルであり、野球と比べてフィールドが小さいため、よりプレーにスピードを感じられる。

 ボールは円周12インチ(30.2~30.8センチ)、重さ6.5~7オンス(177.5~198.8グラム)で、黄色い革に赤いステッチの入った「イエローボール」が使用されている。


<2>ダブルベース
 塁間が短いソフトボールで、一塁の守備者と打者走者の接触などの危険なプレーを避けるために用いるベース。白色ベースがフェア地域、オレンジベースがファウル地域に固定されていて、打球がオレンジベースのみに触れたときはファウルボールとなる。

 基本的には守備者は常に白色ベースを使用する。打者走者はオレンジベースを使用するが、走り越したのち帰塁したときや、一塁走者がピックオフプレーを行ったときなどは、白色ベースに戻らなければならない。




<3>離塁アウト
 ソフトボールでは、投手の手からボールが離れるまで走者は塁を離れることができない。したがって、野球と違いリードを取ることもできない。


<4>リエントリー(再出場)
 スターティングプレイヤーは、いったん試合から退いても、いつでも一度に限り再出場することができる。ただし、交代できるのは自身の元の打順を受け継いだプレイヤーに限られる。
 リエントリーによって代打や代走の起用の幅が広がり、これが戦術にもかかわってくる。


<5>テンポラリーランナー
 捕手が走者となっていて二死となったとき、または捕手が二死後に出塁したときに、塁上の走者以外で打順が最後に回ってくる選手を捕手の代わりの走者として交代できる。
 テンポラリーランナーと交代させるかどうかは、攻撃側チームの選択となる。


<6>DP(指名選手)
 プロ野球のパ・リーグや社会人野球では攻撃時に投手に代わって打席に立つDH(指名打者)制が導入されているが、ソフトボールではすべての守備位置の選手に対応されるDP(指名選手/Designated Player)制が用いられている。採用した場合は10人で試合を行うことになり、適応する守備者をFP(Flex Player)と呼ぶ。

 DPの打順は変更できない。
 DPもFPも、スターティングメンバーの場合はリエントリーが適応される。FPが再出場する場合は、守備専門としてか、もしくはDPの打撃を兼ねる(DPの打順に入る)ことも認められる。

 DPはいつでもFPの守備を兼ねることができる。
 その際FPはいったん試合を退くことになり、再出場・交代しない限り試合に出場している選手は10人から9人となる。
[例]
A選手:四番打者・DP
B選手:FP・投手

A選手:四番打者・投手
B選手:試合を退く

 FPもいつでもDPの打撃を兼ねることができる(その際DPはいったん試合を退く)。しかし、DPとFPが入れ替わって同時に試合に出ることはできない(DPは守備のみ、FPは打撃のみのプレーをすることはできない)。

 DPはFP以外の選手の守備も兼ねることができ、該当の選手はOPO(打撃専門選手/Offensive Player Only)となり打撃のみを継続する。
[例]
A選手:四番打者・DP
B選手:五番打者・投手
C選手:FP・二塁手

A選手:四番打者・投手
B選手:五番打者・OPO
C選手:FP・二塁手(変わらず)


▲この試合のビックカメラ高崎の打線では、DPの藤田倭が四番に入り、投手の上野由岐子はFPということになる。FPはスコアなどで10番目に記載される


東京五輪レギュレーション
・ロースター15選手
・7イニング
・一塁ダブルベース(ランニングラインの内側に一枚)
・「ピッチロック」 投球間隔20秒以内に制限
・指名打者制
・延長タイブレーク制 延長回から走者一、二塁
・コールド制 3回15点差、4回10点差、5回・6回7点差

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