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2021-07-23

【TOKYO2020 ボクシング】日本代表名鑑Vol.3 並木月海「柔道やレスリングのように“女子ボクシング”に興味を持ってもらいたい」

プレス力とハードパンチはケタ外れ!

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【女子フライ級】
並木月海[自衛隊体育学校]
Tsukimi Namiki
なみき・つきみ
生年月日 1998年9月17日
出身地  千葉県成田市
身長   153cm
タイプ  左ボクサーファイター
戦績   68戦61勝(21KO・RSC)7敗
主な実績 2018年世界選手権・銅
本人コメント
「どれだけステップワークを生かせるかが、金メダルを獲るカギになる。まずは楽しむこと、そして最高の舞台で最高の試合をして、柔道やレスリングのように女子ボクシングに少しでも興味を持ってもらいたい」

Introduction
 キックボクシング界のスーパースターである那須川天心らと幼なじみで、空手仲間でもあった並木は、一度は格闘技を辞めたものの、中学時代に再開。その際に選んだのがボクシングだった。
 153㎝という身長は主戦場の女子フライ級でも小柄だが、花咲徳栄高校時代は類まれなハードパンチャーとして知られ、国内外で公式戦全勝。その後の国際大会でも、出場した大会の過半数で優勝を収めるなど、日本代表では抜群の勝率を誇っている。
 一方で自衛官になって以降、並木に立ちはだかったのは「国内の壁」。エリート(19歳以上)の部での並木には、実はいまだに全国大会での優勝実績がないのだ。それを「対策を練られやすい」と認識した並木は、その弱点を集中的に補強。2019年の国内代表決定戦でついにライバルを退け、五輪への道を勝ち取った。
「小さな巨人」と言っては失礼かもしれないが、並木には偉業を果たすそんなスケールの大きさを感じさせられる。

初戦
7月25日 イブニングセッション(17時~)
vs.キャセリン・ナンジリ(ウガンダ)

取材・文&写真_善理俊哉 Text & Photo by Shunya Seri

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