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2021-07-27

【東京五輪・陸上展望】女子棒高跳/三強による5m決着に期待

三強の一角を張るシドロワ

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【女子棒高跳日程】
予選       8月2日 19:20
決勝       8月5日 19:20


 19年世界選手権でメダルを獲得した順にA・シドロワ(Sidorova/中立選手)、S・モリス(Morris/アメリカ)、K・ステファニディ(Stefanidi/ギリシャ)が実績から見た三強だ。そこに、五輪選考会の全米選手権でモリスに勝って4m95で優勝したK・ナジョット(Nageotte/アメリカ)が食い込むことができるかどうか。

 さらには、世界選手権と五輪で入賞はあってもメダルがないH・ブラッドショー(Bradshaw/イギリス)が、イギリス選手権で4m90をクリアするなど、記録の上では棒高跳は激戦の様相を呈している。

 五輪連覇がかかるステファニディは、今季4m80とエンジンがかかり切っていない。モリスは、リオ五輪と17年、19年世界選手権すべて銀メダル。昨年のコロナ禍で、自らボードを組み立て、専用の跳躍ピットを作って練習に励むだけではなく、自宅ガレージにトレーニング機器をそろえてジムまで設置するという気合の入りよう。

 ナジョットはダイヤモンドリーグのドーハ大会で4m84と、モリスと同一記録で優勝し、勝負強さも身につけてきている。

 全員がベテラン選手だけに、1回の失敗試技がメダルの色を分ける可能性は大きい。互いに切磋琢磨して記録を伸ばし、願わくば5mでの決着を望む。


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