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2021-07-24

【東京五輪・陸上展望】男子マラソン/連覇を狙う王者キプチョゲ。大迫ら日本勢にも注目

持ち前のスピードに磨きをかけてきた大迫

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【男子マラソン日程】
決勝       8月8日 7:00

 最大の注目は世界記録保持者で2016年リオ五輪金メダリストのE・キプチョゲ(Kipchoge/ケニア)が連覇なるかだ。今年36歳となる絶対王者は2020年ロンドンマラソンこそ8位だったが、今年4月にはオランダのNNミッションマラソンを2時間4分台で優勝と仕上がりの良さを見せており金メダル候補の筆頭と言えるだろう。

 ケニアからはキプチョゲと並び、2019年世界選手権3位のA・キプルト(Kipruto)と19年にシカゴ、ボストン優勝のL・チェロノ(Cherono)が代表入りした。共に2020年12月に2時間3分台で走っており、盤石の布陣だ。

 エチオピアからは20年ロンドンを制したS・キタタ(Kitata)、19年世界選手権を制したL・デシサ(Desisa)に加え、20年ロンドン、東京の両マラソンで3位のS・レマ(Lemma)が出場する。世界歴代2位のK・ベケレ(Bekele)、同3位のB・レゲセ(Legese)は代表に入らなかったものの、こちらも強力な布陣だ。

 目が離せないのがロンドン五輪金メダリストS・キプロティチ(Kiprotich/ウガンダ)の存在。夏のマラソンに強さがあるだけにメダル争いの可能性を秘める。

 日本勢では前日本記録保持者、大迫傑(Nike)がオリンピックの1年延期期間にケニアや拠点のアメリカで高地合宿を行うなど、独自の路線で強化を進めている。世界トップレベルのスピードを持つだけに期待が持てる。

 また、選考会となった2019年のマラソングランドチャンピオンシップでワンツーフィニッシュを果たした中村匠吾(富士通)、服部勇馬(トヨタ自動車)はケガ等もあったが、本番に向け、どこまで状態を整えて臨めるか。注目したい。

「伝説」キプチョゲはどんな走りを見せるのか?
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