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2021-07-27

【東京五輪・陸上展望】混合4×400mリレー/初の栄冠を手にするのは?

他国を凌駕する選手層を誇るアメリカ

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【混合4×400mリレー日程】
予選 7月30日 20:00
決勝 7月31日  21:35


 混合リレーは、オリンピックでは今大会からの新種目である。1チーム男女各2名で構成され、走順は自由に組めるため、各国のレース戦略も順位争いに大きく影響を与える。

 世界選手権では2019年に始まり、初優勝はアメリカで、2位はジャマイカ、3位にバーレーン、4位にイギリス、5位にポーランドが続いた。世界リレー選手権でも19年横浜大会から行われていて、19年はアメリカ、アメリカが出場しなかった21年はイタリアが優勝している。

 今季の400mのランキングは男女ともにアメリカ勢が上位をほぼ独占している。44秒台の男子、49秒台の女子選手ならいくらでもおり、リレーを走る人材は豊富だ。ゆえに、男女それぞれの4×400mリレーの優勝候補であるアメリカにとって、この混合リレーの優勝も堅いことだろう。

 また、現在の世界記録はアメリカが19年世界選手権で記録した3分09秒34。記録的には44秒の男子選手2人と50秒の女子選手2人でチームを構成できれば、破れない記録ではない。世界新記録での決着を目の当たりにできる可能性は高い。

 銀メダル候補は、アメリカほどではないが、人材が豊富なジャマイカとイギリスになるだろう。バーレーンも実績から見逃せないチームだ。

 日本もこの種目では日本記録を2回更新したものの、本大会出場はならなかった。今後に期待したい。






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