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2021-08-01

ハッスル消滅後、新団体「SMASH」旗揚げ! TAJIRI「試合の前から涙が止まらない」 2010年3月26日【週刊プロレス】

週刊プロレス編集部

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TAJIRIとトミー・ドリーマー

　2010年3月26日、東京・新宿FACEにてTAJIRI率いる新団体SMASHが旗揚げ戦をおこなった。前年10月にハッスルが活動停止。TAJIRIの新団体にはKUSHIDA、大原はじめ、小路晃、朱里が参画した。

　試合はシングル5試合。第1試合ではワールドトライアウトマッチとしてTAJIRIが自腹で日本にやってきた夢追い人、Mentaroと対戦。第2試合の朱里vs里村明衣子、第3試合の小路晃vsレザー・フェースを挟んで、セミではTAJIRIがトミー・ドリーマーとハードコアマッチで激突。試合中には「ECW」コールが発生するなど大盛り上がり。最後はテーブルクラッシュ、ドラム缶へのデスバレーボム、割れた机へのDDTとたたみ掛けたドリーマーが勝利を収めた。

　メインはKUSHIDAvs大原はじめ。若者対決らしい本音のぶつけ合いとなり、KUSHIDAが新技のミッドナイト・エキスプレス（コークスクリュー式ムーンサルト・プレス）で3カウントを奪取した。試合後にはレザーが乱入して、KUSHIDAを急襲。これをTAJIRI＆ドリーマーが蹴散らす。

　マイクをにぎったTAJIRIは涙ながらに「トミーとの試合の前から涙が止まらない…なんとか我慢してて、本当に皆さんにもトミーにも、あと帰ってきてくれたKUSHIDAにも、ありがとう」と感謝の言葉を伝える。普段は感情を表に出さない男さえも感動するプロレスがそこにはあった。
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