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2021-07-30

【東京五輪・陸上】アスリートの声:衛藤「その差は埋められなかったが、一緒に一時代を築けて良かった」

前回リオに続き2大会連続出場の衛藤。ライバル戸邉とともに出場した今大会は2m21で予選敗退となった(代表撮影JMPA 毛受亮介)

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さまざまな思いを胸にオリンピックの舞台に立ったアスリートたち。目標を達成した者、思うようなパフォーマンスを発揮できなかった者、選手が気持ちを発するミックスゾーン(取材エリア)で印象に残った言葉を紹介する。

衛藤 昂(男子走高跳/味の素AGF)

「11年経ってもその差は埋められなかったなと。ただ、出場することで精いっぱいでしたけど、こういう舞台(世界選手権、オリンピック)に日の丸を付けて日本の走高跳を代表して、戸邉と一緒に一時代を築けたことは良かったと思います」

今大会を競技生活の集大成として臨んだ衛藤だが、2m21で予選敗退。ともに2010年世界ジュニア選手権代表、その後もライバルとして戦ってきた戸邉直人(JAL)は決勝に進出したことを受けて、あらためて戸邉との関係を振り返った。11年前は戸邉が銅メダル獲得、衛藤は予選落ちだった。ただし、オリンピックの出場歴は衛藤が2回、戸邉が1回、日本選手権の優勝回数はそれぞれ4回ずつである。


安部孝駿(男子400mH/ヤマダホールディングス)

「初めてのオリンピック、ここの舞台に立つまで、たくさんの人に応援してもらい、支えてもらってたくさんの苦しい状況を乗り越えてここまできたので、すごく感謝しています。自国開催のオリンピックでやりやすい部分もありましたが、海外の選手一人ひとりの強い気持ちもアップ時から世界選手権と違うものがあると感じました」

これまで世界選手権4回出場、19年ドーハ大会では決勝進出目前までいった安部がついにたどりついたオリンピックの舞台だったが、目標だった決勝進出を果たせず。ただ、苦しい道のりを振り返り、家族、所属チーム等自分を支えてくれた存在に、重ね重ね感謝の意を示していた。


世界選手権4回出場と長きにわたり日本の男子400mHをけん引してきた安部。
初のオリンピックは予選5組6着にとどまった(代表撮影JMPA 毛受亮介)

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