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2021-08-17

炎天下のUWFインター神宮球場大会でキモvs高山善廣【8月17日は何の日?/週刊プロレス】

青空の下、高山善廣にスリーパーを決めるキモ

 1996年8月17日、UWFインターナショナル神宮球場大会でキモvs高山善廣のアルティメット特別ルール戦がおこなわれた。

 青い空、炎天下、だだっ広いスタジアム…ついこの間まで、高校球児が白球を追っていた神宮球場に、十字架にくくられたジーザスの刺青を背負っている男が立っている。それまで開放的なムードだったが、キモが登場すると違った雰囲気が漂った。

 暑くても野外でも、昼でも夜でもキモはキモ。控室のドアには日本語で「起こさないでください」と書き加えられていたエピソードも想像力を駆り立てられる。

 試合は顔面への拳による攻撃はなし&ヒジも禁止のアルティメット特別ルールでおこなわれた。開始後、10数秒で高山が顔面から流血。タックルで倒されると、キモの頭突きを食らって、左目横がパックリと切れたのだ。

 キモは馬乗りになると掌底を連打。肩固めを誘い水にして、スリーパーを決めるとわずか76秒、ギブアップ勝ち。高山にほぼ何もさせなかったキモは笑顔を浮かべて「ちょっと暑かっただけさ」と炎天下での試合を振り返った。

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