アメリカンフットボール・Xリーグの最上位「X1スーパー」は9月19日、第2節のパナソニックインパルス対ノジマ相模原ライズの1戦は、大阪・吹田市のエキスポフラッシュフィールドであり、パナソニックが終盤に逆転勝ちした。
パナソニックインパルス○24-10●ノジマ相模原ライズ(2021年9月19日、エキスポフラッシュフィールド) パナソニックはディフェンスがよく粘り、オフェンスは勝負どころの集中力で、第4クオーター(Q)のチャンスをものにして勝ち切った。
パナソニック は第2Q開始早々に、LBジャボリー・ウィリアムスがファンブルリカバータッチダウン(TD)を決めて先制。ノジマ相模原は第2Q8分にK佐藤太希が36ヤードのフィールドゴールを決めた。両チームは前半共にオフェンスが低調で、得点はこれだけだった。
特にパナソニックは、6回のオフェンスシリーズすべてがパント、3回は3&アウトで、進んだ距離はわずか74ヤードという状況だった。
ノジマ相模原は第3Q 11分に、QBカート・パランデックからWR八木雄平に14ヤードのTDパスが決まって逆転した。
追う形となったパナソニックは、第4クオーターになってようやくオフェンスが進み始める。QBアンソニー・ローレンスからWR成田光希に2本のパスが決まって連続でファーストダウンを更新、さらにローレンスが自ら23ヤードを走ってレッドゾーンへ侵入すると、仕上げはRBビクタージャモ―・ミッチェル。エンドゾーンに走り込んで、この試合パナソニックオフェンス初のTDを挙げた。
パナソニックは続くオフェンスでも、RBミッチェルが35ヤードを走るビッグプレーでTD、ノジマ相模原を突き放した。さらに第4Q残り1分を切ったところで、K佐伯眞太郎が47ヤードFGを決め、勝利を確実にした。
オフェンススタッツは、トータルヤーデージが302ヤードと355ヤード。ファーストダウン更新が12回と18回。タイムオブポゼッションは20分16秒と27分44秒。すべてノジマ相模原がパナソニックを上回った。
【パナソニック vs ノジマ相模原】第1Q、WRブレナン翼のワンハンドキャッチでパナソニックが敵陣に侵入=撮影:佐藤誠
【パナソニック vs ノジマ相模原】・9名のレシーバー陣にパスをちらし225ヤードを獲得したノジマQBパランデック=撮影:佐藤誠