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2021-10-24

武藤敬司が103kgに減量して世界ジュニアに挑戦「最後、ワン、ツーで生ビールのジョッキがバァーッて見えちまって…」【10月24日は何の日?/週刊プロレス】

103㎏の武藤敬司

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 2010年10月24日、全日本プロレス横浜文化体育館大会で武藤敬司が世界ジュニア王座に挑戦した。

 当時の武藤は47歳。本人いわく「直感だよ。おもしれぇじゃん」と12kgの減量を成功させ、103㎏にシェープした。約1カ月、食べたいものを食べられず、飲みたいものの飲めず、我慢を重ねた結晶が美しく研ぎ澄まされた肉体となった。

「だんだん歳をとるにつれて臆病になってくるからな。だからこそ目的、目標を定めることが必要なんだよ」

 武藤は飽くなき向上心で世界ジュニア王座戦に臨んだ。当時のチャンピオンであるカズ・ハヤシ相手に徹底したヒザ攻めで試合のペースを掌握。シャイニング・ウィザード連発で勝負に出た。

 しかし、王者が一枚上手だった。右足をキャッチされて、そのまま押さえ込まれた武藤は、反転してフォールを阻止しようしたが、さらに巻き投げの要領で丸め込まれて3カウントを奪われてしまった。

「1カ月以上の苦しみがビールの泡のように消えた。最後、ワン、ツーで生ビールのジョッキがバァーッて見えちまって…。生ビールの泡と一緒に悪魔が来て、これから忘年会がある。オレのハッピーバースデーもある。クリスマスも、正月もある。ほんの一瞬の何秒間で、悪魔がオレのとこに言ってきて、フッとしたら負けてたよ」

 決戦は10月24日。年末年始は楽しい宴会の連続。その誘惑に武藤は負けて、世界ジュニア王座奪取を逃したのかもしれない。

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