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2021-11-03

【NFL】若手スターWRラグスが飲酒運転で死亡事故 レイダースは逮捕後に解雇

飲酒運転で死亡事故を起こし、警察に逮捕され、レイダースを解雇されたWRヘンリー・ラグス3世=photo by Getty Images

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米プロフットボールNFLのラスベガス・レイダースでWRとして活躍していたヘンリー・ラッグス3世が、現地11月2日未明(日本時間2日夜)に飲酒運転で死亡事故を起こした。公式サイトのNFL.comや、複数の米メディアが伝えた。ラスベガス市警察本部はラッグスを逮捕、収監した。現地2日夜遅く、レイダース球団がラグスの解雇を発表した。

 アラバマ大時代から有名で、昨年のドラフト1巡で入団した若手スター選手が起こした最悪の事故に、関係者は大きな衝撃を受けている。

 ラスベガス市警察によると、事故は2日午前3時過ぎに発生した。シボレー・コルベットがトヨタ・Rav4に衝突して起きた。駆けつけた警察官は、炎上しているトヨタRav4を発見し、消防隊員がトヨタ車内に死亡した被害者がいることを確認したという。

 警察によると亡くなったのは23歳の女性で、名前や身元は公表されていない。シボレーを運転していたのはラグスで、彼は現場で「(運転に)障害のある兆候を示した」 という。22歳のラグスは、22歳の同乗女性と共に、地元の病院に搬送されたが命に別状はなかった。その後、ラグスは逮捕され拘置所に収容された。


 ラグスに対しては、飲酒運転による死亡事故に加え、無謀運転の容疑もあるという。

 レイダーズは2日、ラグズ解雇発表に当たって声明を発表した。
「犠牲者が出たことにショックを受けており、被害者のご家族に心よりお悔やみを申し上げます。現在、情報収集を行っており、これ以上のコメントは控える」としている。

 NFLは以下の声明を発表した。
「我々は、この恐ろしい悲劇の被害者のご家族や友人に心を寄せる。我々は引き続き事実関係を調査し、我々の方針に基づいてこの問題を監視していきますが、現時点では、この壊滅的な事件に影響を受けた人々に心を寄せている」。

スターWRラグスの運転していた車に衝突され、炎上した乗用車。1人が死亡した=photo by Getty Images

 ラグスは、アラバマ大で快足のWRとして活躍し、2020年のスカウティングコンバインでは40ヤード4秒27、垂直跳び107センチという好記録を出して、注目を集めた。4月のドラフトでは、レイダースに1巡12位で指名されたが、WRの中では最高順位だった。

 1年目の2020年は13試合でパスレシーブ452ヤード2TD、2年目の今季は469ヤード2TDと、7試合時点で早くも昨年を上回り、1000ヤード突破も期待されていた。

レイダースWRヘンリー・ラグス3世。今季はブレークのシーズンだった=photo by Getty Images

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