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2021-11-24

【ボクシング】拳四朗が再起表明 矢吹にリベンジ誓う

再起を宣言した拳四朗。「第2章」へ向け、表情は明るい

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前WBC世界ライトフライ級チャンピオン寺地拳四朗(BMB)は24日、東京都内で記者会見を開き、現役続行の意志を表明した。9月22日、10回TKO負けで王座を奪われた矢吹正道(緑)と来春、再戦へ向かう。

 矢吹戦後、沈黙を続けてきた拳四朗が、ついに公の場で口を開いた。

「試合後はショックが大きく、何も考えられない状態だったが、今はプレッシャーから解放され、頑張ろうと思える気持ちになった。また世界チャンピオンになろうと思っています」

 初黒星とともに、9度目の防衛に失敗。最大の目標としてきた具志堅用高の日本記録、V13を越えることはかなわなかった。「最初は1回負けたらやめようと思っていた」というが、「そこから悔しさが出てきた」。ファンからも励ましを受け「第2のストーリーを」と再出発を決意したという。

 試合後は9回に拳四朗が負った右目上のカットをめぐり、両陣営が対立。父の寺地永会長は矢吹のバッティングを故意によるものと主張し、日本ボクシングコミッション(JBC)に意見書を提出していた。拳四朗自身は試合中、バッティングか有効打かは「分からなかった」と振り返り、ポイントをリードされていたことで「ただ倒そうと必死だった」という。

 裁定については「僕が決める話ではない」とし、意見書も「会長が言うのは普通のことだと思う」。ただ、出血したことで試合を止められる焦りはあったと明かし、ストップされた瞬間は「絶望感しかなかった」。新型コロナ感染後、短期間で試合をしたことについては「自分の中では練習どおり(の動き)だった」と、試合への影響を否定した。矢吹に対しては「強かったと思うが、想定以上ではなかった」と印象を述べ、敗因を問われると「僕に運がなかった。そういう日だったと思う」と答えた。

 今は矢吹にリベンジすることしか考えていないという拳四朗。防衛記録が途切れたことは「仕方ないこと。別の選択肢もできたので、新しいチャレンジにワクワクしている」と、久々の笑顔を見せた。寺地会長によると再戦の日程は未定で、年内は体づくりから始めていくという。

文/藤木邦昭 写真/本間 暁

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