close

2021-12-12

【アメフト】ライスボウルはパナソニック対富士通に ともに僅差の準決勝を制して進出

【富士通 vs オービック】第3Q、富士通QB高木がファンブルしたボールを、両チームが争うが、富士通OL臼井が抑える=撮影:小座野容斉

全ての画像を見る
アメリカンフットボール、Xリーグの最上位「X1 スーパー」プレーオフの準決勝2試合が、12月12日、東西の2会場で行われた。大阪市のヤンマースタジアム長居で行われたパナソニックインパルス対IBMビッグブルーの1戦はパナソニックが、横浜スタジアムの富士通フロンティアーズ対オービックシーガルズの1戦は、富士通が、それぞれ僅差の戦いを制して、来年1月3日の決勝戦、日本選手権・ライスボウルに進出した。

 パナソニックインパルス○38-31●IBMビッグブルー
(2021年12月12日、ヤンマースタジアム長居)
【パナソニック vs IBM】パナソニックWR木戸が活躍。この試合6キャッチ84ヤードで、同点、勝ち越しのTDパスキャッチも決めた=撮影:佐藤誠


 パナソニックが、シュートアウトを制して、6年ぶりにライスボウルに進出した。第1Qに、QBアンソニー・ローレンスが2本のTDパスを決めてリードするが、IBMもQB政本悠紀が2TDパスを決めて同点に。その後も点の取り合いが続き、第3Q、IBMが31-24でリードしたが、パナソニックが第4Qにローレンスの2TDパスで逆転した。試合最終盤、IBMは最後の望みをかけて攻め込んだが、QB政本のパスをLB青根奨太がインターセプト。熱戦に終止符を打った。


富士通フロンティアーズ○17-10●オービックシーガルズ
(2021年12月12日、横浜スタジアム)
【富士通 vs オービック】第4Q、試合最後のプレーでQBロックレイのパスを富士通DB藤田がエンドゾーンでインターセプト、熱戦に終止符を打った=撮影:小座野容斉


 リーグ戦最終戦から2試合続けて同じカードは、前戦を上回る熱戦となった。第1Q、オービックがK山﨑丈路のフィールドゴール(FG)で先制したが、富士通は、RBトラショーン・ニクソンのTDランで逆転。さらに第2Qに、K西村豪哲のFGでリードを広げた。しかしオービックはRB望月麻樹のTDランで同点として、後半へ。富士通は、第3QにQB高木翼からWR松井理己に決めたTDパスで再びリード。これが決勝点となって、富士通が逃げ切った。


 プルデンシャル生命杯第75回ライスボウルは、1月3日、東京ドームでキックオフとなる。従来の学生代表と社会人代表が日本一を争う形が、今季から変更となった。

【小座野容斉】

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事