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2021-12-19

【アメフト】甲子園ボウル 関学大が4連覇で最多32回目V 法大に40点差で大勝

甲子園ボウル【関学大vs法大】第1Q、関学大RB斎藤が先制のランTD=撮影:佐藤誠

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アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝、第76回毎日甲子園ボウルが、12月19日、阪神甲子園球場で行われ、関西学院大学ファイターズ(関西学生Div.1 優勝)と法政大学オレンジ(関東大学TOP8優勝)が対戦。関学大が47-7で法大を破って、4年連続32回目の優勝を果たし、自校の持つ最多優勝回数記録を更新した。

開始直後のシリーズ、わずか3プレーで関学大は法大のゴールを陥れる。RB齋藤陸と前田公昭のバスキャッチとランでゴール前13ヤードに迫ると、齋藤が左のスイーププレーでタッチダウン。その後、2つのフィールドゴールを加え、前半を13-0で折り返した。

後半の立ち上がりは法大のペースだった。最初のシリーズ、WR小山昭瑛のレシーブなどで前進し、5プレー目にエースRB星野凌太朗が中央を抜けてタッチダウン。7-13とすると、続く関学大の攻撃をDB清野諒がインターセプトして攻撃権を奪う。

このシリーズをQB平井がテンポよく進め、ゴール前に迫った。しかし、フィールドゴールが失敗に終わる。法大に傾きかけた流れが止まった。

関学大の大村和輝監督が「フィールドゴールを外した次のオフェンス、あそこが大きかった。前島が一発で持っていった」と振り返るシーンが生まれる。RB前島仁の63ヤードを走り抜けて法大を突き放す。

その後、法大が3アンドアウトを繰り返す一方で、関学大は全ての攻撃シリーズを得点につなげた。

 学生の年間最優秀選手に贈られるミルズ杯は関学大RB前田公昭が選出された。ウエスタンジャパンボウルの立命館大戦の1クォーターの2シリーズめに右足首を捻挫し、2週間、全く練習ができていなかった。「今日は何もしていない」と前置きしてこう続けた。

「今年は、チャック・ミルズをとると1年間、問い続けてひたむきに頑張ってきた。取るためにはチームが勝つこと。いい終わり方ができた」

日本選手権・ライスボウル(1月3日・東京ドーム)は、今回からレギュレーションの変更で学生代表が出場しなくなったため、優勝した関学大は、今季はこれが最終戦となった。

甲子園ボウル【関学大vs法大】第3Q、法大RB星野が42ヤードTDラン  この試合、星野はラン13回94ヤード1TD パスレシーブ5回26ヤードで敢闘賞を受賞した=撮影:佐藤誠
甲子園ボウル【関学大vs法大】第3Q、法大RB星野が42ヤードTDラン  この試合、星野はラン13回94ヤード1TD パスレシーブ5回26ヤードで敢闘賞を受賞した=撮影:佐藤誠


甲子園ボウル【関学大vs法大】3Q、6点差に詰め寄られた直後、関学WR前島がリバースランで68ヤードTDランし点差を離す=撮影:佐藤誠
甲子園ボウル【関学大vs法大】3Q、6点差に詰め寄られた直後、関学WR前島がリバースランで68ヤードTDランし点差を離す=撮影:佐藤誠

甲子園ボウル【関学大vs法大】年間最優秀選手賞のミルズ杯に選ばれた関学大RB前田=撮影:佐藤誠
甲子園ボウル【関学大vs法大】年間最優秀選手賞のミルズ杯に選ばれた関学大RB前田=撮影:佐藤誠

甲子園ボウル【関学大vs法大】(右から)甲子園ボウル最優秀選手の関学大RB斎藤陸、ミルズ杯の関学大RB前田公昭、甲子園ボウル敢闘選手の法大RB星野凌太郎=撮影:佐藤誠
甲子園ボウル【関学大vs法大】(右から)甲子園ボウル最優秀選手の関学大RB斎藤陸、ミルズ杯の関学大RB前田公昭、甲子園ボウル敢闘選手の法大RB星野凌太郎=撮影:佐藤誠

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