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2021-12-19

【NFL】新型コロナで今季初のゲーム日程変更、オミクロン株が影響か 

新型コロナの変異株、オミクロン株によるとみられる感染拡大で、NFLは今季初めてゲーム日程を変更した=photo by Getty Images

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米プロフットボール・NFLで、今季初めて新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大による試合日程の延期・変更が生じることになった。現地12月17日(日本時間18日)、NFLは18日(土曜日)に開催される予定だったラスベガス・レイダーズ対クリーブランド・ブラウンズ戦を20日(月曜日)に、19日(日曜日)開催予定のワシントン・フットボール・チーム対フィラデルフィア・イーグルス、シアトル・シーホークス対ロサンゼルス・ラムズの2試合を21日(火曜日)に延期すると発表した。

 レイダーズ対ブラウンズは、レギュラーのマンデーナイトゲームと被らないように12月20日17時開始。ワシントン対イーグルス、シーホークス対ラムズは、12月21日19時にキックオフとなる。

NFLは声明の中で、「今週、感染力の高い新型のウイルスが発生し、リーグ全体で感染者が大幅に増加していることから、医学的な助言、さらにNFLPAとの協議に基づき、スケジュールの変更を決定した。」と説明した。

 ロジャー・グッデルNFLコミッショナーは、全32チームにメッセージを送り、ゲーム日程変更について説明した。NFLネットワークのイアン・ラポポートとトム・ペリッセロは、そのメモを入手しているが、コミッショナーは「オミクロン変異株の出現は、まさに柔軟な対応を必要とする変化である」と述べているという。

 NFLは12月16日にCOVID-19プロトコルを更新、完全にワクチンを接種した選手は、24時間以内に2回の陰性反応が出て、かつ無症状であれば、陽性反応が出た翌日に隔離から復帰することが認められることになった。

3チームの感染状況は

 ブラウンズは、12月12日に第14週のレイブンズ戦を戦って以後、COVID-19の陽性となった選手が多発。現在20人以上の選手がリザーブ/COVID-19リストに入っている。エースQBベイカー・メイフィールドと2番手のケース・キーナムは共にリストに入っている。二人の復帰が20日に延期されたに試合に間に合わない場合、3番手のニック・マレンズが先発することになる。ヘッドコーチ(HCのケビン・ステファンスキーもCOVID-19陽性で出場ができない。
リザーブ/COVID-19リスト入りしているブラウンズQBメイフィールド=photo by Getty Images

 ラムズも陽性の選手が増加している。16日に9人、17日に4人の選手が追加され、リザーブ/COVID-19リストに入った選手は25人となった。16日に陽性となった選手の中には、OLBのボン・ミラーも含まれている。CBジェイレン・ラムジーは、第14週のマンデーナイトゲーム、カーディナルス戦を欠場したし。WRオデル・ベッカムジュニアは、14日にリスト入りしている。
リザーブ/COVID-19リスト入りしているラムズWRベッカム=photo by Getty Images

 ワシントンはQBテイラー・ハイニケが17日にリザーブ/COVID-19リスト入りした。バックアップのカイル・アレンもすでにリストに入っているため、ペイトリオッツのプラクティススクワッド(PS)からQBギャレット・ギルバートと契約した。ワシントンは、ハイニケとアレンが21日にプレーできない場合、現在PSのカイル・シャーマーを先発起用する方針という。ワシントンは現在、20名以上の選手がリザーブ/COVID-19リスト入りしている。
リザーブ/COVID-19リスト入りしているワシントンQBハイニケ=photo by Getty Images

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