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2022-01-01

【ボクシング】井岡一翔が一夜明け会見。「昨日は昨日でベストだった」

「2022年は統一チャンピオンになった姿をお見せしたい」と井岡(写真は31日の試合後会見)

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31日、福永亮次(角海老宝石)の挑戦を退け、WBO世界スーパーフライ級タイトルの4度目の防衛に成功した井岡一翔(志成)が1日の午前、一夜明けの会見をオンラインで行った。当初予定されていた世界王座統一戦が流れたなかでの戦いにも満足感を覚えながらも、32歳の今も成長過程にあることを言葉ににじませた。

 戦いからおよそ15時間。右目の下に小さなクマができているほかに、井岡の顔には36分間を戦った痕跡はない。

「映像はまだ見てないんですが、記憶に残っているシーンを思い出しながら、ああすればよかった、こうすればよかったと考えたりはしました」

 試合直後のいつものルーティーンだという。もちろん、内容的には圧勝だったから、結論はこうなる。

「成長過程の課題はあったとしても、昨日は昨日でベストだった思います」

 効いたパンチもなかったし、ペースを乱されたこともなかった。「キャリアのおかげです。どの場面でも状況判断ができていました」。4階級制覇、10年もの間、世界のトップレベルで戦ってきた貫録が自然に言葉を紡いでいく。さらに、どんな試合であったとしても、ひとつの戦いを勝利の形で終結させるのはたやすいことではないとも言った。

「欲を言えば、KOで勝ちたい、もっといい勝ち方をしたいというのはありますが、一番は勝つことです。どんないい試合をしても、負けたら何もならないんですから」

 目指すのさらなる高み。1度は世界王座統一戦として発表されたイベントでもある。11月25日、IBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との対戦を発表したときの井岡の喜びに満ちた表情が忘れられない。8日後に新型コロナウイルスの新しい変異種オミクロン株に対する水際対策で、試合は中止となった。福永を新たな挑戦者とすることで、恒例となっている大みそかの試合は生き残った。ただし、失意のほどは大きかったはず。新挑戦者がアンカハスと同じ長身のサウスポーということが、わずかなモチベーションとなって、気持ちを立て直した。

「まずはサウスポーと戦ったのが一番(の収穫)だと思います。違和感はなかったし、ここまでやってきたことが出せた。それも一番だと思います」

 野心はもちろん果てることはない。

「2022年は統一戦を実現して、統一チャンピオンとしての姿を見てもらいたいですね」

文・写真◎宮崎正博

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