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2021-12-16

【ボクシング】12月31日、井岡一翔の試合は開催。福永亮次と防衛戦

アンカハス戦との発表会に臨んだ時の井岡。結局、仮想アンカハスとの対戦になった

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 WBO世界スーパーフライ級チャンピオン、井岡一翔(志成)が12月31日、東京・大田区総合体育館で6位にランクされる福永亮次(角海老宝石)相手に3度目の防衛戦を行うと志成ジムから発表された。井岡は大晦日にIBF世界チャンピオンのジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との統一戦が決まっていたが、3日に中止が決まっていた。

 井岡が待望していた統一戦は、新型コロナウィルスの変異種オミクロン株に対する政府の水際対策として、外国人の入国が1ヵ月をめどに禁止されたことに伴う、いたしかたなか判断だった。対戦者が日本人選手なら、大晦日の試合開催自体は可能と志成ジム側はあきらめず、1月15日にWBOアジアパシフィック、日本タイトルの防衛戦が決まっていた福永をターゲットに、イベントの実施に向かっていた。
福永(右)は10月、不敗の梶颯(帝拳)に競り勝ち、当時保持していた東洋太平洋とともにWBOアジアパシフィック、日本王座を守っている
福永(右)は10月、不敗の梶颯(帝拳)に競り勝ち、当時保持していた東洋太平洋とともにWBOアジアパシフィック、日本王座を守っている

 福永の身長は168センチとアンカハスとまったく同じで、やはり同じサウスポー。15勝中14KO(4敗)のハードパンチャーで、和製パッキャオと呼ばれることもある。代役とはいえ、超絶技巧派、井岡との対戦は興味深い。井岡にとっても、仮想アンカハスとも言える対戦者は、再度の統一戦実現に向けて、力強い前哨戦にもなる。

井岡一翔選手の話「大晦日に統一戦が出来ないのは残念ではありますが、決まったからには全力で臨み勝利し次の試合へ繋ぎたいと思います。このような時期に試合が出来るのを感謝しております。大晦日、応援宜しくお願い致します」

福永亮次選手の話「大みそかまでに完璧に仕上げます。人生をかけて、人生を変えます」
(コメントは原文のまま)

写真◎本間 暁

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