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2022-01-11

【BBMカードコラム】#2021-29「BBMベースボールカードプレミアム2022[グローリー]」/2年目の飛躍が楽しみな2人のコンボメモラ

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BBMカードの編集担当が自ら手がけたアイテムに込めた思いをお伝えする連載企画。
今回は「BBMベースボールカードプレミアム2022[グローリー]」についてです。



ルーキーたちが大活躍した2021年
 2021年のプロ野球は超ハイレベルな新人王争いが展開された。セ・リーグは新人で歴代最多となる37セーブを挙げた広島・栗林良吏、パ・リーグは13勝でオリックスのリーグ優勝に大きく貢献した2年目の宮城大弥が新人王を受賞しているが、2人以外でもヤクルトの2年目右腕・奥川恭伸、阪神からは伊藤将司、佐藤輝明、中野拓夢の新人トリオ、DeNAでは史上初の新人サイクル安打も記録した牧秀悟、パ・リーグでは10勝をマークした日本ハム・伊藤大海と、なんと6名が新人特別賞に選出されたのだ。

 今回の「GLORY」では、ルーキーたちが大活躍した2021年のプロ野球シーズンを象徴するようなメモラビリアカードの数々が制作されている。このアイテムでは例年、ドラフト2位以下のルーキーが多くメモラビリアカード化されており、昨年末に発売された最新版でも牧、中野を含め、中日・土田龍空、ロッテ・中森俊介、日本ハム・五十幡亮汰、オリックス・来田涼斗の初メモラが収録された。

 中でも注目はコンボ、トリプル、カルテットメモラビリアの数々だろう。それぞれにテーマが設定されているのだが、個人的に楽しみなのは「中森俊介×来田涼斗」のコンボメモラだ。

 高校野球ファンならすぐにピンとくるだろうが、このルーキー2人は明石商高のチームメート。高校1年夏から3季連続で甲子園に出場し、2年時には、中森はエースとして、来田は一番打者として、春夏連続の甲子園4強に貢献した。

 ロッテにドラフト2位で入団した中森は、ファームで英才教育を施され、ウエートトレーニングなど1シーズンを戦い抜ける土台作りに汗を流した。1年目にイースタン・リーグ公式戦での登板はなかったが、秋の教育リーグでデビューして4試合に登板。先輩の佐々木朗希も1年目はじっくりと二軍で鍛え、2年目に大きく飛躍した。高校2年のセンバツで、2年生としては安樂智大(現楽天)の152キロに次ぐ、甲子園歴代2位の151キロを記録した中森には、将来的に佐々木朗との2本柱として大きな期待がかかる。

 一方の来田は、ウエスタン・リーグ開幕から非凡な打撃センスを披露し7月に一軍昇格。そのデビュー戦で、高卒新人としては史上初めて初打席の初球に本塁打を放つと、プロ初の猛打賞に初盗塁まで記録してファンの度肝を抜いた。

 高校2年春のセンバツでは準々決勝の智弁和歌山高戦で先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打を記録。続く夏の甲子園でも先頭打者アーチをかけるなどスター性は抜群だ。さらに、小学生時代にはオリックスジュニアでプレーした経験もあり、当時の監督が担当スカウトというエピソードにも事欠かない。

 高卒2年目に大きく飛躍した選手と言えば、投手では昨年の宮城大弥、奥川恭伸、佐々木朗希の3人が強烈な印象を残しているが、現役野手でも坂本勇人、山田哲人、村上宗隆らが2年目からレギュラーに定着し一気にスーパースターにまで成長した。

 彼らのように来田と中森が来たるべき2022年シーズンで大ブレークする可能性も十分にあるのではないか。そうなると同じパ・リーグに在籍する2人の直接対決も楽しみになってくる。この夢のあるコンボメモラ、数年後には想像以上のお宝カードになっているかもしれないので、入手できた皆さんは大切にコレクションしておこう。

コンボメモラビリアカード 中森俊介(M)× 来田涼斗(B)
コンボメモラビリアカード 中森俊介(M)× 来田涼斗(B)

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