9月15日に開催されるシドニーマラソン2019。
どんなコースを走るのでしょうか?
美しい空と海、観光名所……
さまざまな魅力にあふれたシドニーマラソンのコースを紹介します。
文・写真/高橋幸司(クリール編集部)、BBM
シドニーマラソンは、全種目ともにシドニー湾をまたぐアーチ橋・ハーバーブリッジの北岸側からスタートします。最も参加者の多いハーフ(昨年は9185人)は午前6時、次に多いフル(同4372人)は午前7時5分のスタート。前回の記事でも紹介したとおり、最寄りのミルソンズ・ポイント駅からスタート地点までは徒歩わずかで、大会当日はナンバーカードを見せれば電車の改札はフリーパスなので、移動はスムーズにできます。
また、日本の大会のように、指定のブロックに早々と並ぶ必要もありません。トイレもたくさん用意されているので、焦らず、準備にじっくりと専念できます。シドニーはまだ初春なので、朝は冷え込みます。もう使わない上着があれば、それを着込んで、スタート前に脱いで置いておけば、そのままチャリティーとして回収されます。号砲が鳴ったあと、パッと上着を歩道へ脱ぎ捨てて走り出すランナーもいます。
ハイライトは、いきなりやってきます。まず、ハーバーブリッジを南岸へと駆け抜けるのです。巨大な橋のど真ん中を堂々と走ることができるのはもちろん、年1回のシドニーマラソンのときのみです。さらに4~5㎞にかけてはサーキュラー・キーの埠頭そばを通る高架橋上を走っていきますが、ちょうど昇る朝日に包まれたシドニー湾、オペラハウス、ハーバーブリッジが見わたせる絶景ポイントです。
いきなりハイライト! ハーパーブリッジを駆ける
ハーフは、6㎞付近のセントメアリー大聖堂前の噴水で折り返してベイエリアに向かいますが、フルはそのまま、大通りにこの日だけ架けられる名物の仮設橋を渡って、さらに南へ向かいます。市街地を抜けてセンテニアルパークを巡ってからベイエリアに引き返していきますが、緑の豊かな風景に、また海沿いとは違ったシドニーの魅力を感じ取れることでしょう。また、2000年シドニーオリンピックで、金メダルの高橋尚子さんが走ったコースを示す、ブルーのラインも道路上に一部に残っているので、お見逃しなく。
ハーフは6㎞付近のセントメアリー大聖堂前の噴水で折り返してベイエリアに、フルは大通りにこの日だけ架けられる名物の仮設橋を渡って、さらに南へ
レース後半、25㎞以降は中心部を抜けてベイエリアの開発地域に入ります。ここからはフルもハーフも道のりはほぼ一緒ですが、迷路に迷い込むような細かい折り返しがあったり、小刻みなアップダウンがあったりと、なかなかの難コース。しかし、ハーバーブリッジなどの歴史的建造物の趣とはまた違う、近代的なビルや、おしゃれなレストランなどが建ち並び、とにかく湾のブルーと空のブルーとの競演が筆舌に尽くしがたい美しさ! 折り返すごとに目に飛び込んでくる景色、そしてランナーたちとの声の掛け合いが、踏ん張りどころでの心の支えになってくれるはずです。
40㎞を過ぎ、ハーバーブリッジの下を抜ければ、いよいよ、フィニッシュのオペラハウスの姿が見えてきます。沿道の応援は、日本の大会のように絶え間なく続いているわけではありませんが、この最後のサーキュラー・キーからオペラハウスへ向かう道のりは、声援も俄然増えてテンションも一気にアップ。そして、真っ青な空の下に白く輝く世界文化遺産、オペラハウスの前で、歓喜の瞬間を迎えられることが、この大会の最大の魅力であり、一生、忘れられない思い出となるはずです。
オペラハウス(右奥の特徴的な建物)が見えてきたらフィニッシュまであと少し!
なお、給水所には水やスポーツドリンクのほか、海外ブランドのエナジージェルやビーンズが置かれていますが、自分の口に合う補給ジェル等が必要であれば、日本から持参するのがいいでしょう。オーストラリアは海外からの飲食物の持ち込みの制限が厳しいですが、入国時にきちんと申告をしていれば問題はありません。
フルの制限時間は6時間、ハーフは2時間45分。日本のようには厳密にカットされるわけではなく、制限を過ぎても走っているランナーはちらほらといます。ペースメーカーは、フルは2時間45分から6時間まで15分刻み、ハーフは1時間20分から5分刻みで2時間まで、用意されています。
海外マラソンの空気を存分に感じながら完走をめざそう
とはいえ、記録を狙うのもいいですが、青・緑・白にきらめく風景のなか、大陸らしいおおらかな雰囲気で、純粋に「走ることを楽しむ」ことができるのが、シドニーマラソンの素晴らしさでもあります。午前中にはレースを終え、午後は観光に、完走パーティーにと、余韻を楽しむ時間もたっぷり。9月の3連休を生かし、日本とは違ったランニング文化を感じ取りに、ぜひ海外レースの候補に選んでみてください。
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