close

2022-02-04

【しゅりんぷ池田のカード春秋】あの宮城が世代トップに……

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • line
球界を盛り上げる20年入団の同期・同年齢

 昨年末にBBMベースボールカードの最高峰と言われるプレミアムカード、「グローリー」が発売されました。 ボックスから直筆サインカードかメモラビリアカードが2枚以上出現するのですが、 ボックスに入っているカードは6枚のみで税込1万9800円もしてしまうのです。

 そんなメモラビリアカードの中の1種として奥川恭伸&佐々木朗希&宮城大弥のトリプル版が収録されています。この3人は20年入団の同期・同年齢ですが、ドラフトで3球団が競合した奥川、同じく4球団競合の佐々木に対して宮城は石川昂弥、河野竜生の抽選を連続して外した末でのいわゆる〝外れ外れ1位〟での入団でした。そんな宮城が同期でもっとも注目されていた奥川と佐々木を上回る活躍を見せ、トリプルメモラカードに加わるまでになったのですから立派です。

 2019年末の入団会見の写真を見た際には、「随分もっさりした(失礼!)高卒新人だな。これで本当に18歳?」と思ったことを覚えています。それがルーキーイヤーの20年11月に同期の高卒新人一番乗りでプロ初勝利を挙げたのです。

 そして、 2年目の昨季は開幕から活躍し、ファン投票1位でオールスター出場を果たし、10代にして両リーグ一番乗りで10勝に到達。最終的には13勝4敗、防御率もエース・山本由伸に次ぐリーグ2位の2.51を記録して、チームを25年ぶりの優勝に導き新人王を受賞することになりました。

 現在、世代のトップを走っているのは間違いなく宮城でしょうが、 3人が切磋琢磨して球界を盛り上げてもらいたいものです。
(週刊ベースボール2022年1月31日号 掲載記事再編)

BBMベースボールカードプレミアム2022[グローリー]トリプルメモラビリアカード 奥川恭伸(S)& 佐々木朗希(M)& 宮城大弥(B)
BBMベースボールカードプレミアム2022[グローリー]トリプルメモラビリアカード 奥川恭伸(S)& 佐々木朗希(M)& 宮城大弥(B)

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事