15年連続開幕スタメン
2022年シーズンも開幕し、 BBMベースボールカードの各チームバージョンが続々とリリースを開始しました。第1弾として登場したのが、ヤクルトとソフトバンクですが、今季のホークスで驚いたのがベテランの松田宣浩が15年連続で開幕スタメンに起用されたことです。
近年では鳥谷敬がルーキーイヤーから15年連続で開幕スタメンを果たしていたのですが、この最長記録は誰の何年なのでしょうか。私が調べた限りでは長嶋茂雄が新人年から現役最終年まで、衣笠祥雄がプロ7年目から最終年まで、ともに17年連続開幕スタメンだったのですが、すごい記録です。
昨季の松田は打撃不振もあって、シ ーズン終盤は控えに回ることも多くなり7年ぶりに規定打席を下回りました。20年が90安打、21年が83安打と2年連続でシーズン100安打を割り込み、オフには年俸が4.5億円から1.5億円へと3分の1になり、球団きっての人気者も、いよいよ年貢の納め時かと思われました。
その後釜と目されたのが昨年9、10月の34試合で7本塁打を放ったリチャードでした。開幕前のシーズン展望でも松田を三塁のレギュラーと予想する向きはなく、リチャードや新外国人のガルビス、新人の野村勇の名が挙がっていました。しかし、オープン戦ではリチャードが打率.195だったのに対し、松田は打率.345をマークして、開幕スタメンを勝ち取ったのでした。
松田が、このまま好調を維持して、あと180本ほどに迫った2000安打に歩を進めるのでしょうか。注目のプロ17年目となりそうです。
(週刊ベースボール2022年4月18日号 掲載記事再編)
BBM福岡ソフトバンクホークス ベースボールカード2022 HP2 松田宣浩