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2022-04-08

赤井沙希と荒井優希がタッグ結成。4・9後楽園に向け“入場”の公開練習【週刊プロレス】

赤井(右)と荒井

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明日に迫る東京女子4・9後楽園大会。3月の両国国技館大会では初のタイトルマッチに挑むなど飛躍を見せているSKE48・荒井優希は、この舞台で赤井沙希と初タッグを結成する。これに向け、4月7日にDDT道場にて公開練習をおこなった。

 京都出身、高身長、東スポ新人賞受賞、A型、芸能活動との二足の草鞋を履くなど多くの共通点を持つ2人。だからこそ、今回はタッグワーク面などを強化するような練習をするかと思われた。だが、実際におこなったのは赤井が「プロレスで一番大事なもの」と定義する入場の練習だった。

 ここから赤井による入場の指導が開始。リングまでの歩き方、足の上げ方、ロープのまたぎ方など、コーナー上でのアピールの仕方などを実際に見せていく赤井。コーナー上でストレス玉を吐きだすのがポイントとのこと。続いて赤井に促されて、見よう見まねでやってみる荒井。結局、お互いに入場方法やこだわりを伝授し合い、公開練習は終了した。

 質疑応答にて「実は今日はじめましてなので…」と前置きした上で「荒井優希選手がどういう選手でどういうことをしたいのかっていうのって、いくらアピールしても口で言ったりしてもまだ分からないので。同じリングに立ってみて、その場の空気とかかんじでやってみようかなと。試合のなかでなにか教えられたらなと」と入場以外でも伝えたいことを口にした赤井。

 一方の荒井は、東京女子以外の選手と組むのは初めてであり、やや緊張気味に「試合の部分で赤井さんと私の良さをたくさん出せたらなと思っていて。赤井さんのいいところをたくさん吸収して、試合中にたくさん成長できるように頑張ります」と意気込み。入場に関しても、赤井から学べたことは多いようだ。

 肝心の連係面などに関しては「リング上の雰囲気で」と赤井。やはり今回が初対面だからこそ、そういった試合勘の部分は実際にリングに立ってみないと分からない。ただ、お互いに得意としているビッグブーツは知っており、その部分は「一緒にできたらなと」と続ける。

 かつて、自分も同じ立場だった。大きな注目を集め、芸能人と並行しながらプロレスデビューを果たした。そこからプロレスラーとして頭角を現しはじめ、新人賞も受賞。赤井にとって、いまの荒井は過去の自分と重なる部分も多い。だからこそ、たくさんのアドバイスを伝えていく。

「いままでは東京女子で一緒に練習してる方と組んだりとかしてるけど、急に海外の方とかと組むこともあるから。ホント意思の疎通ができない時とかも全然あるから、リングの上は誰も助けてくれないって思ってやったほうがいいけど。私は見れるところで助けてあげられるところは助けていこうかなと。でもせっかく自分が普段接してる人以外の人と組むから、なんか自分で東京女子だとこうだけど、よその人だとこうなんだって、そういうところを見つけて。自分にどんどん取り入れていけたりとかはいいことかなと思います」

 プロレス以外でも多方面で注目を集めるであろうこのタッグ。どんな闘いを見せるのか、そして今後もタッグとして続いていくのか。まだまだ未知数な部分も多いが、ひとまずは今回の後楽園大会に注目。2人は初タッグで、果たしてどんな化学反応を起こすのだろうか。

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