「一日4回も馬の散歩に行った」髙田茉莉亜が乗馬の本場ドイツでの驚きの日々を語る～リポビタン for Sports presents「The Deep」～

　5月8日（日）20:00～、スポーツライターの金子達仁氏がパーソナリティーを務めるニッポン放送のリポビタン for Sports presents「The Deep」の第23回放送で、馬場馬術ライダーの髙田茉莉亜が登場した。

慶應大学卒業後、単身ドイツに渡って4年間。どちらですか？

「ドルトムントから車で30～40分くらいのゾーストという小さな街です。私が所属している日本の乗馬クラブのオーナーがよく知っているトレーナーのいる厩舎です」

そこへ飛び込んだとき厩舎での技術的なヒエラルキーで髙田さんはどの辺り？

「底辺です」

日本のトップがドイツで底辺？

「全然、底辺です」

何が違ったんですか？

「ヨーロッパでは馬が生活に組み込まれていて、本当に馬がパートナーで一緒に生活している。私も日本にいるときから馬と一緒に生活している気でいましたけど、“そこまで毎日厩舎に行って、お世話するんだ！”と驚きました。犬の散歩に行く感覚で馬の散歩に、一日3回でも4回でも行く。そういう点は凄く学びました」

髙田さんも当然、向こうのレベルのコミュニケーションをとるようになりますよね？　変化は体感できましたか？

「馬が凄く懐いてくれるようになりました。馬によって性格が全然違うんです。怖がりもいれば、どこに行ってもドカンと構えているのもいます。人間と一緒でいろんな種類の馬がいます」

底辺から始まってどこら辺まで行ったんですか？

「トップには全然辿り着かなかったです。ドイツに行って、まずはパートナーの馬を探さなければいけなかった。馬との巡り合わせもあって、そのタイミングでどういう馬が売りに出されているかが分からないです。運もあります。市場みたいに売られているたくさんの馬から選んで試乗するんです。何頭か試して、馬との相性、予算も考慮して決めます」

この馬が合うのに、予算的に無理ということもあるんだ。

「そんな例は、たくさんあります！　馬探しでは絶対そういう悩み事がつきものです。さらに、その馬がバッチリ健康じゃないといけない。予算も相性も合う馬がいても、獣医検査でダメになるパターンもあります。巡り合えるかどうかは本当に運です」

今の愛馬との出会いは？

「5年前でドイツに行ってすぐの頃です。トレーナーと市場に行って、パッと出てきた馬の中で一番惹かれたんです。トレーナーも同じように思ったようです。動きがエレガントな馬だったので予算的に難しいかなと思いました」

エレガントな動きはお金に反映される？

「反映されます。その後も何回か試乗して、本当にこの馬で大丈夫なのかを確かめました。予算的にも何とか折り合いがつきました。当時、その馬が9歳だったんです。競走馬で言うと、9歳は大ベテランですけど、馬術の場合はオリンピックに出られるのが8歳以上。それだけ調教に時間がかかるので、9歳は凄く若い。馬のおうちに私が行って、馬が慣れている環境での試乗になるので、外に出たらどうなるか分からない。いろんなリスクがあります」

買って乗ってみたら、予想通りの馬でしたか？

「全然違いました。気が強いと思っていたけど、想像以上でした。まず、馬の口に無口という紐のようなものをつけて、鞍をつけたり、ハミをかける場所へ連れて行くんですが、連れていくことさえできなかった。私に乗られるのが嫌で、最初は難しくて乗り切れなかったです」


スタジオで馬選びなど馬場馬術の裏側を語った髙田茉莉亜

髙田さんがコンディションを保つために、栄養摂取などで気をつけていることは何ですか？

「馬とのトレーニングの後、馬も凄く汗をかくのですぐにお手入れをしないといけないです。厩舎にいると休む時間がないです。そんな中でも一番気に入って使っているのが、リポビタン for Sportsのパウダーです。運動で消費した必須アミノ酸がたくさん含まれているので、時間がないときも水に溶かさずすっと飲めるので、馬に乗った後にパウダーだけシュッと飲んで水分補給をして、すぐ馬のお手入れをしています」

　髙田が現在も乗り続けている愛馬の名前、コミュニケーションをとる方法など、さらに詳しく聞きたい方、今回の放送を聞き逃した方は無料アプリ「radiko」でタイムフリー機能を使えば、放送1週間後まで聴取可能となる。


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