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2022-04-29

「最初で最後だから感謝も全部ぶつけたい」東京女子5・3後楽園で才木玲佳とのエキシビションマッチに挑む遠藤有栖の思い【週刊プロレス】

 東京女子4・29両国KFC大会のオープニングで発表された5・3後楽園での才木玲佳のエキシビションマッチ(同大会にて引退セレモニーも予定)。対戦相手は才木が2014年12月から約4年間所属したWRESTLE-1オフィシャルサポーター「Cheer♡1」に、才木の卒業後に加入した遠藤有栖だ。グループではイメージカラーの黄色を受け継いでおり、才木は大尊敬する先輩。その憧れの存在の晴れ舞台で、3分間限定ではあるもののリング上で対戦する遠藤に話を聞いてみた。

 昨年1月に東京女子でデビューした遠藤は、もちろん今回が才木と初対戦。そもそも、才木がプロレスから遠ざかっていたことで「リング上で闘うことはできないんじゃないか」と思っていたなかでの発表だ。驚きがまず最初にくるのは当然か。

「夢は叶うって思ってるから、いつか絶対できるって思ってたんです。で、まさかの最初で最後のタイミングで。そもそもWRESTLE-1がなくなるってタイミングの時から、なんとなくれいたんさん(=才木)の試合を見ていて。そこから徐々に憧れに変わって、マネージャーに伝えてプロレスラーになることを決意したんですよ。お父さんは反対してたけど、目指すことにしました」

 「Cheer♡1」の活動としては、才木の卒業に合わせて開催されたオーディションで合格したため、才木と被っている期間はない。直接の関わりとしては、練習生の時に一緒に公開練習をおこなったくらい。連絡もたまにする程度。ちなみに一昨日(27日)に24歳の誕生日を迎えた際は、お祝いのメッセージが届いている。

「最初で最後だから、感謝も全部…自分の持っているものをすべてマジでぶつけます。で、攻撃もすべて受け止めたい。だって、私をプロレスラーの道に導いてくれた人だし。悲しいけど、自分で決めた道だから。今後は自分のプロレスを見ていてほしいです」

 ちなみに、才木から受け継いだキャメルクラッチは遠藤の現在の得意技のひとつ。だからこそ「本人に決めたい」と強く意気込む。同日におこなわれる才木の引退セレモニーについては「笑顔で送り出したいけど、たぶん無理かもしれない(笑)。絶対大泣きします。なので、とことん泣いて…でも、最後は笑顔で終わりたいですね」と続ける。

 最後に今一戦について、遠藤はこう語った。

「最後の対戦相手に自分を選んでよかったって思われるような試合をしたいです。3分間の中にすべてを詰め込んで…プロレスは最高だぞっていうところを見せたいです!」

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