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2022-05-02

【ボクシング】中谷潤人が相模原市役所を訪問「次の目標はパウンドフォーパウンド」

チャンピオンベルトを携えて相模原市役所を訪問した中谷。本村市長(左隣)らにV2成功を報告した

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WBO世界フライ級チャンピオン中谷潤人(24歳=M.T)は2日、神奈川県の相模原市役所を表敬訪問。4月9日、さいたまスーパーアリーナで同級2位の山内涼太(27歳=角海老宝石)を8回TKOに下して2度目の防衛に成功したことを報告し、さらなる活躍を誓った。

 15歳でM.Tジムに入門して以来、神奈川県相模原市をホームとする中谷。同市のジムから生まれた初の世界王者でもあり、市民の期待は一戦ごとに高まっている。V2を報告したこの日は、本村賢太郎市長から「夢と希望を与えてくれたことに感謝します」と「称讃の楯」を贈られた。ヒーローを一目見ようと詰めかけた一般市民とも笑顔で交流。「皆様の期待を原動力に、その期待を上回りたいという気持ちでやっています」と、中谷は喜びの言葉を返した。

 ボクシングを始めたきっかけや相模原市への思い、普段の体重や減量の方法など、一般の方々からの熱心な質問にも、一つひとつ丁寧に答えたチャンピオン。市長から「これからの目標」を問われると「防衛戦や上の階級へ行くなどいろいろな選択肢がある中で、大きな目標はパウンドフォーパウンド(全階級を通じて)の上位に入っていけるような活躍をしていきたい」と野望を語った。

 中谷は山内戦後、2週間ほど休んで先週の月曜日から練習を再開。次戦はまだ白紙の状態だが、年内にあと2戦は行いたい意向を示した。注目されるスーパーフライ級への転向については「これから話し合って決めていきたい」とした。山内戦では「遠い距離でも近い距離でも相手に対応していける自分のスタイルができてきた」と成長を実感。「そういったところも楽しみにしていただけたら」と、中谷は今後のさらなる進化を約束した。

文・写真/藤木邦昭

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