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2022-03-03

【ボクシング】中谷潤人が4・9さいたまSAで山内涼太とV2戦

V2戦に臨む中谷(右)とプロ10戦目で世界初挑戦の山内

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WBO世界フライ級チャンピオン中谷潤人(M.T)は4月9日、さいたまスーパーアリーナで同級2位の山内涼太(角海老宝石)と2度目の防衛戦に臨むことが決まった。村田諒太(帝拳)対ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)のサポーティングカードとして行われる。

 村田対ゴロフキンとともに、12月29日からスライドされた中谷のV2戦。相手は当初のクリスチャン・ゴンサレス(メキシコ)から山内に変更されたが、中谷は「延期の期間も成長を感じています。歴史的舞台で最高のパフォーマンスを発揮したい」と、モチベーションは変わらないことを強調した。

 山内については「まとまったスタイルでパンチもある選手。練習でも気を引き締めている」と警戒。近い将来のスーパーフライ級進出も見据え、「内容にこだわりたい」と話した。

フェイスオフする中谷(右)と山内。身長差は6センチ
フェイスオフする中谷(右)と山内。身長差は6センチ


 一方の山内は「こんなに早くチャンスがめぐってくるとは」と驚きを隠さない。チャンピオンの中谷を「完ぺき」と評し、自身の武器は「パンチ力ぐらいです」と控えめながら、阿部弘幸トレーナーは「秘策は7つあります」とニヤリ。「7つですか? 初めて知りました」という山内だが「倒さないと勝てない」とも自覚。「何かしら驚かせるようなことをしないと」と、残り1か月で阿部トレーナーと「秘策」を練っていく覚悟だ。

吉野修一郎×伊藤雅雪も実現

世界進出をかけて激突する吉野(右)と伊藤
世界進出をかけて激突する吉野(右)と伊藤


 4月9日のリングでは、東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライト級チャンピオンの吉野修一郎(三迫)に元WBO世界スーパーフェザー級チャンピオンの伊藤雅雪(横浜光)が挑むタイトルマッチ12回戦も行われる。

 こちらも12月29日から移動したカードで、両選手とも改めてビッグイベントに出場できることを感謝。吉野は「勝ってアメリカに行きたい」と意気込み、伊藤は「自分の目的は今回挑戦するベルトではない。ここを超えて、また世界に行く」と決意を示した。

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