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2022-05-16

天龍源一郎退団で揺れる全日本で三沢光晴が決起! 歴史的一戦前にその予兆が…【週刊プロレス昔話】

ジャンボ鶴田にエルボーを叩き込む三沢光晴

1990年5月26日、全日本プロレス後楽園大会に大「ミサワ」コールがとどろいた。

この日の第3試合開始前に6・8日本武道館大会の主要カードが発表され、その中にジャンボ鶴田vs三沢光晴のシングルがあった。アブドーラ・ザ・ブッチャーvsタイガー・ジェット・シンなど予想以上の好カード続出。場内の拍手は鳴り止むことがなかったが、やはり全日本プロレスの現在vs未来というエース対決にファンの期待は高まった。

同年4月に全日本プロレスから天龍源一郎が離脱。団体のピンチに立ち上がったのが虎の仮面を脱ぎ捨てた三沢だったからだ。

この日、三沢はニューコスチュームで登場。5分すぎ、鶴田が自軍コーナー近くに来た三沢を羽交い絞めにしようとしたその時、三沢が強烈なエルボーを一撃!

これで食らった鶴田はしばらく場外でうずくまった。しばらくして鶴田は三沢に飛びかかり、大乱闘に発展! 場内は大「ミサワ」コールだ。

三沢に呼応して、田上明、小橋健太(当時、現・小橋建太)も奮闘。最後は三沢が渕正信をタイガー・スープレックス・ホールドで仕留めた。

この日の一戦で一気に両者の闘いが期待感を高めた。6・8日本武道館大会では三沢が勝利を飾り歴史的一戦となったが、すでにその予兆が感じられる試合だった。

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