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2022-06-10

「新しい何かが生まれる予感」東京女子7・9大田区でのタッグ結成に向け、鈴芽が市ヶ谷の駿河メイを訪問【週刊プロレス】

 6月8日におこなわれたチョコプロの生配信に東京女子の鈴芽が乱入し、駿河メイに東女7・9大田大会でタッグを組むことを報告。その大会後にあらためて2人に話を聞いてみた。なお、2人は先日の我闘雲舞5・26新宿で初シングル。メイが東京女子に参戦するのは2020年11月のTDCホール大会以来、2度目となる。


――結果的に今回は鈴芽選手がチョコプロの会場に1人で乗り込む形になりました。

鈴芽「1人っていっても、こないだ我闘雲舞さんのリングに立たせていただいたのでアウェイ感は全然なくて。また来たよ!ってかんじです(笑)」

メイ「乱入って言葉があまりに可愛く聞こえちゃうくらい(笑)。おかえりー!ってかんじです」

鈴芽「メイさんまたあそぼー!ってかんじで来ました」

――訪問、くらいのテンションですかね。

鈴芽「ですね。チョコプロをご覧のみなさまにも(大田区大会を)知っていただきたいので。お知らせをしにきました」

――7・9大田区でタッグを組むことになりました。。

鈴芽「(メイの)参戦は発表されてたんですけど、今回はタッグを組むことをみなさんとメイさんにお知らせに」

メイ「(笑)」

――組みましょう、という提案ではなく…もはや報告ですね。

鈴芽「断られたらどうしようとは思いましたが、大丈夫でした(笑)」

――メイ選手も断るに断れない状況でした。

メイ「ですね(苦笑)。もう決定済みのことみたいなので」

――タッグ結成を聞いて、率直にどう感じましたか?

メイ「自分はこの前闘って。見てるより闘った方が面白いってことが分かったんですよ。だから、今回はそれが分かった上で組んでみるのも素敵だなと思ったので。快く了承しました(笑)」

――参戦自体は発表済みでしたが、その時点で鈴芽選手と絡みたい思いはありましたか?

メイ「ありましたよ。鈴芽選手の98年組(猫はるな、宮本もか、遠藤有栖、荒井優希)とすごい闘ってみたくて。自分も99年生まれなので。それを見てて、いい関係性の括りだなって思っていたので。そこに今回、関われるのが嬉しいです」

――年齢的には鈴芽選手が1つ上なんですね。

鈴芽「でも、キャリアは(メイが)1年先輩なので」

メイ「なのでプラマイゼロです」

――足して引いて、結果同学年ということで…。そもそも今回のタッグは鈴芽選手が希望したものなのですか?

鈴芽「私もだし、(我闘雲舞での試合を)見てくれたお客さんたちの希望もあったんじゃないかなって。私としても、今回メイさんが来てくれるにあたって、また闘いたいなって思ってたんですけど。シングルはこの前させていただいて…悔しかったけど、めっちゃくちゃ楽しくて。もちろんリベンジしたいって気持ちもあったんですけど、組んだらもっと新しいワクワクになるんじゃないかなって思いました」

メイ「すごい楽しそうな顔してる! 今も!」

――いちおう団体内にパートナーはいます。

鈴芽「有栖も有栖で、今めちゃめちゃ自分自身で前に進んでて。私も私で新しい経験をもっとして…また2人でベルトを取るための経験値だとも思ってます」

――今回、もしメイ選手とのタッグがしっくりきてしまったら…?

メイ「おっと?」

鈴芽「お?」

メイ「自分は全然、それを狙いますよ(笑)。シングルのベルトってなったら、自分の団体のベルトもまだ取れてないですし、あんまり言うことはできないですけど。タッグに関しては、ちょっとまた話が違ってくるかなと」

――新たな可能性が生まれるかもしれないですね。

鈴芽「かも?」

――新宿でシングルをやってみて、タッグとしても噛み合うだろうなという感覚はあったのですか?

鈴芽「面白いことできそうって気持ちはありました」

メイ「噛み合うというよりか、化学反応が起こるみたいな。反射的に動いていけそうだなと」

鈴芽「引っ張られて、今までやったことのないことができそうな気はしてます」

メイ「鈴芽さんは実はしたたかに賢いから、割と自分も引っ張られる気はいてますよ」

――賢いとのことですが。

鈴芽「どうなんですかね…?」

――どういった部分での“賢い”ですか?

メイ「自分探しの旅みたいなのあるじゃないですか、プロレスラーって。自分はなんだろうって。でも鈴芽さんはけっこうそれが固まってるじゃないですけど、客観的に自分を見れてるんだろうなって。その上で楽しそうだし、ずっとニコニコしてるし。応援したくなっちゃうっていう気持ちも全部受け止めてる気はします。試合にも無駄がないですから」

――逆に鈴芽選手から見たメイ選手の印象は?

鈴芽「自分らしさみたいなのを一番持ってる人じゃないですか? だから、そうやって言ってもらえてすごいビックリしてて。自分の闘い方とかも、私はやっと身についてきたのかなと思っていて。だから、どんどん今回も吸収していきたいなとは思ってます」

メイ「発言からもwin-winの関係ということで(笑)」

――今回は訪問でしたが、チョコプロに参戦したい思いは?

鈴芽「できるんですか?」

メイ「チョコプロというよりか、この市ヶ谷に鈴芽さんがいることがすごい新鮮で。ここってけっこう照明とか暗いんですよ。でも鈴芽さんの周りだけ輝いてて。あれ? 照明ここだけ当たってる、みたいな(笑)」

鈴芽「(笑)。すごい面白そうですよね。楽しそう」

――東京女子も、かつてここで試合をやっていたみたいです。

鈴芽「そうなんですよね。メイさんの奇想天外な動きはここから生まれてるんだと思うと、やってみたいです」

――2人で連係なども出せそうですか?

鈴芽「やりたいですね」

メイ「東女にもスピーディーなチームとかはいると思うんですけど、けっこう鈴芽さんと自分のスピードはただ早いというよりかは…鋭い? クイックが効くみたいなイメージなので。そういう見ててスッキリする連係はできるんじゃないかと思ってます」

――頭に描いているものはなんとなくあると。

メイ「描き始めてます。なにせ今日言われたので(笑)」

鈴芽「あとは合体させるだけです」

――大会までに2人で何か(練習など)やりたい思いは?

メイ「えー…プリクラ撮りにいきたいです!」

鈴芽「練習じゃないんだ(笑)。いきましょう!」

――メイ選手が前回参戦した時(2020年9月)は鈴芽選手とタッグマッチで闘ってるんですよね。その時が初参戦でしたが、団体の印象はいかがでしたか?

メイ「お客さんがホントにリングでおこなわれていることを見守るじゃないですけど…みんなで1試合1試合を見届けよう、応援しようって思いがすごく伝わってきてて。ホントに東女の人たちもファンの人たちも温かいし。みんなで作り上げてる感がすごい素敵だなと思いました」

――今回は約2年ぶり2度目の参戦ですが、今後も上がっていきたい気持ちは…?

メイ「もちろんあります! しかも今回参戦する選手がビッグじゃないですか。志田さんもアジャさんも里歩さんもいらっしゃって。これはAEWの旗揚げメンバーが揃ってる!って思って。坂崎さんもいますし。なので、けっこう東女さんの力の入れ具合も伝わってきて。自分がそこに選ばれたからには…その人達に負けない存在感を鈴芽さんと一緒に出していこうってメラメラ感もありますよ」

鈴芽「心強い!」

――ちなみに今回のカードとは関係なく、東京女子で個人的に闘ってみたい選手はいますか?

メイ「いいんですか? チョコプロのリングだとしたら、また鈴芽さんと闘いたいんですよ。でも東女さんのリングだとしたら…(渡辺)未詩さんと闘ってみたくて」

鈴芽「なるほど」

メイ「怪力オバケになってきてるじゃないですか」

鈴芽「ホントにやばいんですよ」

メイ「あまりのパワーに、見てて笑っちゃうんですよ(笑)。やりたいというよりかは気になってます。あと同い年です」

鈴芽「キャリアも近いですよね?」

――デビュー年も一緒ですね。

メイ「そうなんですね。笑っちゃいますよ、あのパワーは」

鈴芽「何してもつかまっちゃうんですよ」

メイ「鈴芽さんがよくつかまってるの見ます(笑)」

――いつかメイ選手もつかまってほしいです(笑)。今回は初タッグで注目カードになると思いますが、その中で何が見せたいですか?

鈴芽「このタッグでしか見せられないものというか。東京女子も我闘雲舞さんも、すごい見てる人を幸せにするプロレスをしてると思うんですけど。その中でも一番楽しませたいなって思います」

メイ「頼もしい!」

――タイトルマッチを食うくらいの…。

鈴芽「…そうですね!」

メイ「食います!」

鈴芽「ハッピー度では負けないですよ」

――さきほど決まったことなのでまだ考えてないと思いますが、今後チーム名などは考えますか?

メイ「考え中です。あと1カ月ありますよね?」

鈴芽「チーム名決めたいですよね」

――でいじーもんきーの方は大丈夫そうですか?

鈴芽「大丈夫です…たぶん。やっぱり新しい刺激を受けていかなきゃ。いま有栖がめちゃめちゃ成長期で、グングン成長している中で私はちょっと伸び悩むというか。勢いのある時期はもう過ぎてしまったのかなと思っていて。だから、普通の頑張るだけじゃ足りないのかなとは思っていたので。もっともっといろんなことをしようと思います」

――逆に、いまの鈴芽選手にはかなりの勢いがある気もしますが。

鈴芽「タッグとしてはそうだと思います。私はけっこう有栖と組んでからタッグワークというか。有栖をアシストしたり周りを見る力は培えたと思うんですけど、私個人の力としてはそんなに伸びてないのかなって気があるので。個人のパワーアップも目指したいなってかんじです」

――では、そのあたりは隣にいる先輩からいろいろ学びましょう。

鈴芽「学びます!」

メイ「自分は自由気ままに羽ばたくので」

鈴芽「勝手についていきます(笑)」

――見て学んで、というかんじですか?

メイ「いやいや(苦笑)。でも、自分が教えられることとしたら…(入場時の羽を広げるポーズを取って)こういうかんじになったきっかけが、希月あおいさんだったんですけど。あおいさんに、プロレスはもっと自由だから、もっと目を毎日キラキラ輝かせていいんだよって言われて。なので、それをお伝えします」

鈴芽「キラキラになれるように」

――ちなみに入場を揃えたりは…?

メイ「でも背中に小さい羽生えてますよね?」

鈴芽「そうなんですけど…大田区は新コスの予定で」

メイ「えー! じゃあ先に見せてもらってもいいですか? 合わせないと!」

鈴芽「めっちゃ偶然なんですけど、ちょっと(メイと)合うかんじで。まだできてないですけど…」

メイ「とりあえず事前に見せてもらって、一緒に羽ばたきます!」

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