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2021-10-08

美しきパリジェンヌレスラーが「うさぎ」と「オカメインコ」を下して「ペッタンパッタン」…? 東京女子10・9大田区でプリンセスタッグ防衛を狙うNEO美威獅鬼軍とは【週刊プロレス】

沙希様(左)とメイ・サン

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 ついに明日の迫った東京女子プロレスの大田区大会「WRESTLE PRINCESS Ⅱ」(午後2時)。3大王座戦やアジャコングと荒井優希の初対戦、久々の参戦となる里歩など注目カードが勢ぞろいの今大会で、やはり異彩を放っているのはプリンセスタッグ王者・NEO美威獅鬼軍の沙希様&メイ・サン=ミッシェルだ。

 パリジェンヌレスラーとして6年前の参戦からその実力を知らしめてきた沙希様。同王座は異なるパートナーと計3度戴冠しているだけに、東京女子のタッグ戦線の中心人物といっても過言ではないだろう。時に傍若無人で、それでも常に美しい沙希様の今回のパートナーは森で出会ったというメイ・サン。初登場から無敗でタッグトーナメント制覇、そしてタッグ王座獲得など2人の勢いは止まらない。

 大田区での3度目の防衛戦の相手となるのは、過去に同王座の最多防衛記録を樹立している坂崎ユカ&瑞希の「マジカルシュガーラビッツ」。人気も実力も兼ね揃えた2人は、それぞれシングル戦線でも活躍。坂崎は今年の頭までプリンセス・オブ・プリンセス王座を保持しており、瑞希は昨年&一昨年とシングルトーナメント「プリンセスカップ」を連覇しているのが何よりの証拠。そんな息も波長もピッタリの2人が2年越しのタッグ王者返り咲きを狙う。

 王者組の2人は挑戦者組を「うさぎ」(瑞希)と「オカメインコ」(坂崎)と独特な表現で揶揄。かつては沙希様が瑞希を美軍に勧誘する場面もあったが、瑞希は2度に渡って拒絶。そんな無礼を前に沙希様は「それはもう過去の話」と冷たい口調で突き放している。また、目の前で沙希様の温情を瑞希が無下にしたのだから、誰よりも沙希様を慕うメイ・サンが怒るのも当然だったか。「非常識な方々」とこちらも冷徹そのもの。防衛戦を前に、2人の静かなる闘志が燃えている状況だ。

 なお、2人は今回の防衛戦を「狩り」に例えている。その理由は以下のやり取りを参照。

沙希様「ワタクシにとっては、今回のおタイトルマッチは趣味の1つの狩りだと思っているわけ。ウサギとオカメインコっていう、珍しいタイプの獲物のね。だから勝つか負けるかっていうよりは、狩るか狩られるか。…まぁ、ワタクシたちが狩られることはないのだけれど。いつも通り狩りを楽しんで、そのあとに狩ったものをシェフに新鮮なうちにお料理していただく予定よ」

メイ・サン「狩りに関してはワタクシもいまお勉強中でございます」

沙希様「今回の獲物はすばしっこいから気を付けなくてはいけないわね」

メイ・サン「ウサギさんはお月に住んでらっしゃるとワタクシは代々聞いておりますので。ウサギ料理をいただくのであれば付け合わせとして、お団子を作ろうと思いますわ」

沙希様「素敵だわ。ワタクシが(杵を振るジェスチャーで)ペッタンの方をするから、メイ・サンは(餅をこねるジェスチャーで)パッタンの方をしてちょうだい。秋だからちょうどいいじゃない」

メイ・サン「はい! おパッタンするのが楽しみでございます!」

 東京女子を美しさで染める2人の自由な表現方法――。その独特すぎる言い回しも、美軍の世界観を広げている1つのポイントか。だが、当然ながらマジラビの実力は周知のもので、一筋縄ではいかない。それでも初開催となる大田区大会のリングにて、美しきタッグ王者組が「ペッタンパッタン」を狙う。

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