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2022-06-21

那須川天心vs武尊を日本拳法元世界王者の拳王が解説「天心の勝因は右ジャブがはまった」【週刊プロレス】

拳王

日本拳法元世界王者のプロレスラー・NOAHの拳王が、6月19日に東京ドームで開催された格闘技イベント「THE MATCH 2022」におけるキックボクシングのRISE王者・那須川天心とK-1王者・武尊の一戦について、自身のYouTube「拳王チャンネル」で解説した。

拳王の注目ポイントとして「ベビーフェース(善玉)とヒール(悪役)が明確にわかる闘い」と指摘。両者の対戦が浮上した7年前は武尊がヒールが天心がベビーフェースだった。しかし、現在はそれが逆転して「ひと昔前のように強さだけを追求してる」武尊がベビーフェース、「テレビとか多く出て、YouTubeとか始めて、今風にプロモーションして知名度が上がってきた」天心がヒールになったと拳王は語る。今回の一戦が盛り上がりを見せたのは、ベビーフェースvsヒールという非常にわかりやすい対立構図があったからだと言及していた。

戦前の勝敗予想として「天心が勝つかなって思ってた。武尊はこれほどスピードのある選手とやったことがない。近距離で闘うのが武尊。中長距離は天心。武尊が近距離に入れない」。序盤から「(今年4月の)風音戦よりキレてる」と天心の動きの良さと右ジャブで武尊を近距離に入らせない闘い方が奏功していると分析していた。

1Rの武尊ダウンの場面について「左のフックは会心の一撃。こんなパンチを食らって立てる武尊がすごい。速すぎて東京ドームにいた人もスローが流れるまで何が入ったのかわからなかったかもしれない。スピードが上回ってる。右ジャブが有効に使えてた。その積み重ねが左フックにつながった。ダウンがなくても10-9で天心」と語った。武尊については「この一戦に懸ける思いが強すぎて倒してやろうとなってる。蹴りを打たないとパンチも当たらない」と解説。最終的には、天心の勝因を「もともと持ってたスピードもあるし、やはりジャブがはまった。武尊は近距離で闘う選手。その距離に入らせなかった。武尊のことをすごく分析してたよね」と述べた。

最後に天心vs武尊戦の総括としては「ずっと2人が闘いたいと思って積み重ねてきた年月があの闘いを生んだ。カッコよすぎでしょ。オレの中で勝者も敗者もなかった。この一戦を終えて、2人とも勝者と感じた」。映像の最後には唐突に“拳王ジャンケン”も敢行。天心vs武尊という旬な話題もすぐに取り上げるなど拳王チャンネルから今後も目が離せない。

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