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2020-08-17

【ボクシング】条件付きで出稽古を緩和の方向へ

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は17日、新型コロナウイルス対策連絡協議会をオンラインで開催。7月半ばに大阪府内のジムで感染拡大が判明して以来、全国のジムに自粛を要請している出稽古について、不可欠な場合は条件付きで認める意向を明らかにした。

写真上=再開以来、ボクシング興行には万全の注意が払われている

 試合が決まっている選手に限り、出稽古を認める方針。この場合、2週間前に届け出とメディカルチェックシートの提出、またPCR検査、抗体検査、抗原検査のいずれかを義務付けることとした。

 沖縄県、愛知県、東京都で陽性反応が判明した選手、練習生については、いずれもすでに退院して自宅待機中であること、当該ジムの選手、スタッフは検査の結果、全員陰性だったことも確認された。またスポーツ庁からは、日本に再入国できない外国籍の選手、スタッフの手続きが緩和される情報が入っていることも明らかにした。

 あす以降に行われる後楽園ホール、新宿FACE、SAGAサンライズパーク総合体育館などの興行はいずれもPCR検査が実施されることも確認。ただ関西地区では、病院の都合で曜日によってはPCR検査を実施できない日があり、課題の一つとしている。

 試合再開からひと月が過ぎたが、興行によっては人員不足から密の状況になりやすいこと、また試合前に外出したり、人と会うなどガイドラインに違反する選手の行動も散見されることから、今後は厳格な処分を科す意向を示した。

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