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2022-07-19

前田日明がひとりぼっちに…高田延彦らUインター設立でクーデター! 【週刊プロレス昔話】

前田日明

前年末にフロント陣との確執から分裂騒動の渦中にあった1991年の新生UWFで、中心的人物だった前田日明がその地位から引きずり降ろされた。

前田ら新生UWF選手会は一致団結して1990年12月10日の会見で新会社設立の意志表明をおこなった。前田を筆頭に藤原喜明、高田延彦、山崎一夫、安生洋二、宮戸優光、中野龍雄、田村潔司、垣原賢人、船木誠勝、鈴木みのる、冨宅祐輔(現・冨宅飛駈)ら12選手は一枚岩かと思われたが…。

1月7日、前田の部屋でおこなわれた選手会議で、安生と宮戸が前田に従わず、前田はしかたなくUWF解散を宣言。宮戸&安生らはもっと選手のことを前田に考えてほしいという主張だったが、折り合いがつかなかった。

“反乱軍”は高田をトップにUWFインターナショナル(ユニオン・オブ・プロフェッショナル・レスリング・フォース・インターナショナル)を設立。メンバーは高田、山崎を中心に安生、宮戸、中野、田村、垣原の名が挙がり、のちの旗揚げへとつながる。

一方で藤原、船木、鈴木、冨宅の4人も藤原組結成へ動き、“ひとりぼっちの前田”はリングス立ち上げへ。一世を風靡した新生UWFが三派に分裂していく、激動の時代だった。

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