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2020-05-01

【ボクシング】7月の興行再開に向け方針を確認

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は1日、オンラインで新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、7月の活動開始に向けて、今後の方針を確認した。

写真上=日本のプロボクシングは2月27日を最後に興行を自粛している

 JBCとJPBAは新型コロナウイルス流行の影響をにらんで、すでに6月いっぱいまでのすべてのボクシング興行を中止しているが、7月からの興行再開に向けて、目の前の課題を解消しつつ、準備を進める方針を明らかにした。同時に、政府の緊急事態宣言解除が大前提になることも強調した。

 数々のイベントについても、開催に向けての具体案が出てきている。今年前半に行われる予定だったチャンピオンカーニバルについては、原則として同じカードのまま来年にスライドさせる方向に。新人王戦は今年中に決勝まで実施する予定。エントリーが最も多い東日本も、20選手の辞退を受けて調整がついたという。ただ、選手が満足できる練習ができて、安全性を確保できる許容範囲として、最低でも1ヵ月から1ヵ月半前には開催を確定させなければならず、これも行政の方針を注視していくことになる。

 また、試合開催に関しても、無観客や自由席なしで観客席に余裕を作ることなど、さまざまな案をこれから煮詰めていくことになる。

 自粛要請により、多くのジムは練習や営業を休止している。すでにジム側からは経費面で悲鳴に近い声が上がっており、JBCとJPBAはこれらの声をどういう形で国や自治体にアピールしていくかの具体策を早急に検討するとしている。また選手のヒアリングやアンケート調査の窓口をJBCに開設し、今後の対策に反映させていくとした。

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